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エッセイ

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#エッセイ

知った気でいるもの

近年開発されている建設材料に、将来、火星での応用を期待されているものがある。イングランド…

タイムライン上の朝顔

澄みきった写真を撮る人。水の流れる音、花の香り、屈折した光の切り取り方が絶妙。「おつかれ…

「不便」は楽しかった

宝箱を持っている。正確にいえば、持っていることを思い出した。 表面に花柄がぷくっと浮き出…

畦道で夏が呼ぶ

3ヶ月前、玄関を出たら雪の壁だった。白に白が重なって目がくらむほど、白。粉雪と氷の粒とが…

黄金色の芝を走るスーパーカー

「ようい、スタート」とピストルが鳴って走り出したその瞬間から、あっという間に見えなくなっ…

得たいものが、検索上位になかった

信じたいものや心地よいもののみの摂取をやめてみるのは、ときに大切だと思う。第一、世界が広…

こんな日に虹を撮る

今日は、朝から霧雨が降っていた。音もなく、風にさらさら流れてしまうような雨。傘を差す意味がまるでないような、あの雨。 娘が窓に張りついてはしゃいでいたので見に行くと、虹が出ていた。   しかも、うっすらと二重。アーチも最後までしっかり見える。ここまではっきりしたものは久しぶりに見たので、ラッキーだと思った。 この窓からは、空がさまざまな色に染まるのを大きく臨める。だから毎日、特にだいたい陽の落ちかけたころにこの場所で、あたたかい飲み物を飲みながら気持ちをゆるませる

海水に溶けたレッテル

空の写真は、逆さにすると宇宙から眺めた地球に見える。昨日、輪郭がくっきりとした海の水平線…

大人になった私は、言葉の宝石を見落としていた

“想いの熱量”。そのものさしとは、何だろう。 ◇ 娘と一番仲のよかった友達が、保育園を転…

嗅覚にとどまるどころか、脳裏から離れない

忘れられないにおいがある。きっと一生、私の記憶をつかんで離さない。ぼんやりと薄れてきても…

「完璧に見える」というあまりにも分厚いフィルター

憶測が飛び交う状況に頭痛がし、遮断した。このようなことは、話題に乗って書くようであまり好…