失敗ばかりの毎日
ある日の帰り道、この歌詞がふっと
メロディとともに脳裏に現れました。
というのも、最近の私は失敗続きなのです。
例えば、
自分の研究計画を思ったように言葉にして伝えることができなかった
他人からの指摘に対して素直に受け答えができなかった
ZOOMミーティングの最中に寝てしまった
仮眠するはずが寝すぎてしまって、朝一番の予定に間に合わなかった
コンセントが欲しいという自分都合だけでカフェに入ってしまった
一日のスケジュールを詰めすぎて時間の余裕が持てなかった
ビデオ通話の途中でPCのバッテリーが切れてしまった
しかも通話が終わってからマイクの設定ミスに気づき、周囲の環境音が相手に聞こえてしまっていた
などなど、、ここ2~3日で起きたことです。
これらの他にもちょっとしたミスはあったのですが、
それらは大して気にならない程度のもので、
「うわ。。やってしまった。。」と感じたものを
上に挙げさせていただきました。
それにしても多すぎじゃないか…
私もそう思っていました。
でも、失敗することは全然悪いことではないのです。
「成功は失敗の延長線上にあるものだ。
失敗+失敗+失敗+…=成功
といったように、
失敗を積み重ねた先にようやく成功する」
という教えを学ばせていただいています。
失敗をすればするほど、
「これが良くなかったんだ」ということがわかり、
成功に近づくのですから、
むしろ良いことのはずなのです。
しかし、私たちはこのことを忘れ、
「こんな失敗をするなんて私は…」
と、つい悲観的になってしまいます。
"失敗=悪いこと"
と思ってしまうのはなぜなんでしょう。
私は少し考えてみました。
いくつか要因はあると思うのですが、
"失敗=悪いこと"
と思ってしまうのは、
「自分が完全な人間でありたい!」
と思っているからだと考えました。
言い換えると、「超人願望」
一つのミスもなく、
仕事も人間関係も完璧にこなし、
そういった自分でいられることが幸せなんだ!
そういった思いが
(たとえ意識していなかったとしても、)
私たちの潜在意識や無意識の中に
刷り込まれてしまっているわけです。
これまでの資本主義社会が生み出した
ハイアラーキー構造の影響もあるでしょう。
(もちろん、資本主義自体は悪いとは言っていませんよ。)
では、どうしたら
"失敗=悪いこと"
という思い込みを払拭できるのでしょうか。
まずは、
失敗することが日常である
ということに気づくことだと思います。
私たちの奥底で眠っている
完璧主義や超人願望により
失敗しない、ミスがないのが
当たり前だと思ってしまいます。
でも、実際はそうじゃないよ、と。
完璧な人間はいないし、
失敗するたびに、自分の至らなさに気づいて、
そのおかげで成長できる
そのように気づくことができるだけでも、
心のステージが上がるでしょう。
「いやいやそうはいっても、
前の失敗とまったく同じ失敗をしたら、
それって成長していないじゃないか!」
こういう反論が現れます。
(以前の私です汗)
でも、よく考えてみると、
たとえ同じ失敗をしたとしても、
前回と今回の自分はまったく同じなのでしょうか・・?
身体のコンディショニング、心の状態など、
まったく同じということはありえません。
むしろ同じ失敗をしているように見えるだけで、
実際は少しでも成長しているのです。
これを螺旋(らせん)階段的成長と呼ぶことにします。
人の成長はエレベーターのように
一直線で昇っていくのではなく、
らせん階段を駆け上がるように、
同じところをぐるぐるまわりながら
少しずつ高いステージに上がっていくのです。
上がっていく途中で、
似たようなところでコケてしまっても
そのコケを学びに変えて、
また上り始めたらいいんです。
逆に、エレベーターのように
すぐに高い所(ステージ)に
着いてしまったら、
「成長した…!」
って感覚にならないかもしれませんね。
もちろん、今回書いたことは
皆さんにもシェアしようと思っていますが、
誰よりも自分に向けて書いています(笑)
完璧主義や超人願望の思い込みから、
すぐに抜け出すことは難しいかもしれませんが、
日々の失敗を
「ただでは起き上がるものか!」
という気持ちで乗り越えていきましょう!
そのような気持ちづくりを
私も一緒にやっていけたらと思っています。
最後まで読んでくれてありがとうございます。