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思い出は残すもの
息子との会話の中で、前にこんなことあったね、こんなとこに行ったねって話すと、いつも思いのほかどれもよく覚えている。当時の言葉のやりとりまで覚えていることもある。
感心して、そんなことまでよく覚えてるねって伝えると、息子はこう言った。
「だって、思い出に残しとるもん」
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思い出は自分で選ばずに自然に残っていくものだと思っていた。
でも、息子は「残している」と言う。
そうか、思い出は残るものではなく残すものなのか。
その息子の一言を、僕は今でも思い出に残している。
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目に留めたもの、感じたこと、思ったこと、そして、作ったものや描いたもの、そんな今を忘れてしまう前に思い出と記録に残していこうと思って新しくマガジンを作りました。
書きたいことがあった時にのんびりと綴っていこうと思います。
詩太として、キムラシンゴとして、何年後かに「思い出に残しておいてよかった」って思えるように。
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