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【Pokémon LEGENDS アルセウス】ポケモンは生き物である。


兎野です。

2022年1月28日に発売されたPokémon LEGENDS アルセウス、みなさんはプレイしていますでしょうか。


私は初代緑版から始まり、金銀クリスタル、サファイア、ダイヤモンド、ブラック、ブラック2と進みましたが、
そこでポケモンは止まっており、

また出来るだけ情報を手に入れないようにしました。
なので、ポケモンが巨大化するくらいしか情報がないです。

そんな中、数年ぶりにプレイしたポケモン、Pokémon LEGENDS アルセウスについてお話したいと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。


※この記事には多少ですがPokémon LEGENDS アルセウスのネタバレになる要素がございます。
 できるだけ回避いたしますがご了承ください。

本ページはポケモンの「アルセウス」との混合を避けるため、「アルセウス版」として表記します



1.Pokémon LEGENDS アルセウスとは

『Pokémon LEGENDS アルセウス』(ポケモンレジェンズ アルセウス)(英題:Pokémon Legends: Arceus)は、2022年1月28日に発売されたNintendo Switch用アクションロールプレイングゲーム。
Wikipediaより引用


ポケモン史上初?アクションゲームである。
(追記:ポッ拳とかポケモンスクランブルがアクションゲームでした。)

過去作、「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」ヒスイ地方を舞台にし、
まだポケモンと人間が深い関わりを持つ前の時代の話である。

和洋が混ざった世界である。
Pokémon LEGENDS アルセウス 公式サイト
より引用

2.簡単なあらすじ

謎の声に導かれて、
時空の裂け目からヒスイ地方の浜辺に落ちてきた記憶のない主人公
ポケモンの調査をしているギンガ団に捕獲の腕前を見込まれて入団、
ポケモンの調査と世界の謎を解いていく。

歴代のポケモンからだいぶ変わった。
引っ越してきたり、成長したから旅に出る主人公から

いきなり異世界転生記憶喪失系主人公になったのである。
流行りのなろう系主人公である。

「なろう系」のWikipediaがあることに驚いた。

3.アルセウス版での新たな試みとゲーム感

さて、アルセウス版では今までのポケモンにはなかった新たな試みがされている。
いくつか紹介しよう

・ポケモンが襲ってくる

まずはアルセウス版での売りである「ポケモンが襲ってくる」ということ。
アニメのポケモンではポッポに襲われたり、ゲームでも、博士がポチエナに襲われたりしているが、ゲーム主人公は基本的にはポケモンvsポケモンで過ごしてきている。

どこを示すか分からないが、ポチエナの大きさは0.5m。結構大きい。
ポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイア 公式サイト
より引用


今作では問答無用にポケモンが襲ってくる。

ひっかくやころがる攻撃ならまだしも、
人間に向かって威力120のはかいこうせんをぶち込んでくる。

これが面白い。
今まで強そうなポケモンにはポケモンで対応していたため、

「いけっ ○○!」とモンスターボールを投げたあと
スっとトレーナーは下がっていたため、
主人公はただポケモンを連れて歩くだけの移動道具のような扱いであった。

今作ではようやく主人公が野生のポケモンと向かい合ってると感じた。

すてみタックル。回避は比較的簡単


・ステルスゲームからの戦闘

上記のようにただ歩いているだけでポケモンに襲われるので草むらや木の影に隠れながら移動する。

さながらダンボールに隠れる兵士の気分である。

今作はポケモンを捕まえる際、いちいち戦闘しなくても良い。
こっそり背後に近づき、モンスターボールをぶつける
ことで捕獲行動が出来る。
歴代のポケモンのルールを変えた。戦闘のレス化である。

それでも捕獲出来ない場合、
自分のポケモンを投げ、戦闘開始

アニメのように「避けろピカチュウ!」で回避が出来る。

…とはならない。戦闘は今まで通りのポケモンvsポケモンの行動制である。
覚えている技も4つ、相手を弱らせてからモンスターボールを投げるのも変わらずである。

しかし戦闘も変わったところがある。行動製であり、ターン制ではない。
でんこうせっかやら早業(威力が下がるが行動順が早くなる)を使うと順番が繰り上がり、連続2回攻撃ができるようになった。

これはポケモンでの戦闘思考もさらに難しい。
1発は耐えれると思ったところ、2回連続攻撃されて倒されたなんてザラにある。
相手との思考のやり取りが楽しくなった。

戦闘中トレーナーは自由に動ける。ポケモンと並ぶことも可能。


・システムのレス化

今作は進化は強制ではない。
いや、歴代も「Bキャンセル」をすることでキャンセルが出来たのだが、
アルセウス版では、一定のレベル等条件を満たすと「進化が選択できる」ようになっている。
毎回進化キャンセルをしていたが、今回は選択肢を与える事でシステムのレス化となっている。


前述した戦闘前にボームを投げて捕まえるのもそうである。
今作では同じポケモンを複数回捕まえるのを推奨しているため毎回戦闘に入る→ボールを投げる→戦闘終了の必要が無くなった。
ボールを投げる→そのまま次のポケモンへという動作が可能になり、レス化となっている。

システムのインスタント化

今回は「○○に話しかけてきて」「○○に行って」などの行動は目的地が表示されるようになった。

目的地まで36。方向もわかる。

マップが大きいのもあるが、目的地を表示 つまり動作の目的自体の難易度は下げている
その道中のポケモンを捕まえたり戦闘したりポケモンとの関わりを楽しんで貰いたいのではないか。

ストーリーで必要なため、移動させるの手間あれば、暗転し、移動されることで済む話である。
わざわざユーザーで移動させることに意味があり、その目的としてポケモンとの関わりを楽しむようにしてるのではないか。

4.プレイしてみてのポケモンの未来

さて、私はまだ図鑑も完成してないし、やることも沢山残っている。
実際にプレイしてみての感想として、アクション性ステルス性は面白い。
ポケモンは生き物である。野生のポケモンがわざわざ交互に戦闘を仕掛けてくる優しさを持っている訳が無い。
それについては不意打ちや行動制のシステムは良いと思う。

移動も空は飛べるし、拠点テレポートも出来る。

戦闘についてだが、ポケモンユナイト(アクションゲーム)のように、完全にポケモンを操作して戦うゲームなら私はさらに楽しめた。
しかし、ポケモンシリーズとして今までのシステムも残す戦闘はゲームとして正解であったのではないか。

またダイヤモンドパールのリメイク、ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパールでは機能としてあった(らしい)、
ポケモンを後ろに連れて行けるシステムが欲しかった。
私は戦闘ガチ勢というより、旅パで遊ぶスタイルである。

兎野の現在の手持ち。タイプを分け、かわいいポケモンを揃えた。

アルセウス版では、ポケモンが個体によって大きさが異なる。また前述の通り、ポケモンが人間に攻撃してくる世界である。
人間がポケモンに立ち向かえる訳がない。
水戸黄門のようになにかお供が欲しい。あと1人は寂しい。
後ろについてくるだけでも良い、可能であればアイテム拾ったり、攻撃してくるポケモンから守って欲しい。
旅は道連れ夜は情けである。

ストーリーとしてはポケモンらしい感じである。ヘビーゲーマーの私としては物足りないが、小学校から大人まで幅広いユーザーが遊ぶのならこのくらいの量と難易度で良いのではないか。

やり込み要素としても充分ある。色違いを集めたり、NPCのお願いを聞いたり、マップに散らばる100近いアイテムを集めたりできる。

NPCから色々お願いされる


5.ポケモンは今後どこへ向かっていくのか

ポケモンは現在1000近く種類がいる。これ以上ポケモンは増えない気はする。オーキド博士のメンツはボロボロである。
ここ数年でポケモンは様々な方向に手を出してきた。格闘ゲームだったり、チームアクションだったり、GPSで遊んだり様々である。
今までのマップを歩いてポケモンと戦闘してストーリーを進めるだけでは物足りなくなるかもしれない。

今後、どのように進化していくか、ポケモンもゲームも楽しみである。

ガブリアスとゲンガーは最大サイズ。かなり大きい

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