得気と気至
鍼を打ったとき、打たれたときに感じる独特の響き感があります。
その響き感のことを得気や気至という言葉で表現します。
先日、参加した勉強会で気至という言葉を始めて聞きました。
学校で得気というのは聞いたことがあったのですが、気至という言葉は聞いたことがありませんでした。
気至と得気は全く別物で混同されやすいものだそうです。
気至とは、刺鍼する側が感じる感覚のことだそうで、
虚のツボには温かいものが集まってきて最終的に締まる感覚があり、
実のツボには邪が去っていく感覚があるそうです。
この邪が去る感覚が得気だと混同されやすいそうです。
いわゆる刺鍼したあとに患者側が感じるビリっと電気が走ったかのような感覚は邪が経絡や三焦を通って去っていったものであると教わりました。
また気至には総体的気至と部分的気至に分けて考えることができるそうで、治療においては総体的気至を得ることが大事だそうです。
まだまだ理解、整理ともに進んでいないですがアウトプットのために書きました。