メリロ2024備忘録
今年は久々にメリーロックパレードに行ってきた。導線が変わってから、はじめての参加だったが、寒い中でも快適に楽しめたので、ここに備忘録を残しておこうと思う。
メリロのフェス飯
音楽フェスの備忘録で、初っ端からご飯の話をするのもどうかと思うが、美味しかったのでぜひ紹介させてほしい。
CoCo壱番屋
1日目。大混雑の飲食エリアで、私が遅めの昼食に選んだのは、名古屋が誇るカレーの名店、CoCo壱番屋である。
カレーは飲み物……とまでは言わないが、食欲がなくてもカレーライスならいける、というタイプの私にとっては万能なフェス飯である。夏バテしていようが、寒さに震えようが、カレーライスさえあれば体力を保つことができる。
今回は、ローストチキンカレーをいただいた。
お米もしっかり食べられるし、ローストチキンのおかげで物足りなさもない。カレールーの美味しさは言わずもがな。CoCo壱番屋の味をフェスで楽しめるなんて最高である。
お腹が空きすぎていて、写真がブレブレなのが恥ずかしいが、とにかく安定の美味しさだった。たぶん来年もお世話になると思う。
ごちそうさまでした。
ぞうめし屋
何年か前のフェスではじめて食べて、あまりの美味しさに驚いたのが、ぞうめし屋のどんぶりである。個人的に気に入っているのは、肉みそキムたま丼。夏のTREASURE05Xでは毎年お世話になっている、私の中の定番の一品。
お肉もあり、卵もあり、キムチまである。お味噌の甘みもたまらない。贅沢などんぶり飯は夏バテに効く。
今回はあったかいものが食べたくて、2日目に豚汁をいただいた。ぞうめし屋は味噌屋なので、味噌がとびきり美味しい。冬フェスでは、必ずぞうめし屋の豚汁を食べると決めているので、今回も食べられて幸せだった。何杯もおかわりしたいくらい大好きなので、絶対に来年も食べたいと思う。
ごちそうさまでした。
豚ねぎま串とグレープフルーツハイとポテト
今回はフェスでお酒を嗜むというはじめての経験をした。美味しかった。(お酒が入ると眠くなるタイプなので、チューハイ1杯だが。)
豚ねぎま串とロングポテトをつまみに、美味しくいただいた。脂たっぷりの豚肉が、さっぱりしたグレープフルーツチューハイによく合う。明太子ソースがかかったポテトも外さない美味しさだった。牛タン串と豚ねぎま串で悩んだので、次の機会があれば牛タンに挑戦してもいいかもしれない。
その後、眠くなることもグロッキーになることもなく、無事に過ごすことができたので、次回もお酒を楽しみたいなと思っている。今度はビールとからあげでもいいかも。
ごちそうさまでした。
1日目
バニラズ
1日目、ブレスステージのトップバッター。「エマ」が聴きたくて行ったのだが、ちょうどトイレにいるタイミングで「エマ」がはじまってしまい、トイレで歌うはめになったのが個人的なハイライトである。
予習があまりできなかったので楽しめるか心配だったが、何の問題もなかった。曲も想像以上に激しくて楽しかった。
トップバッターなのに後方までたくさんの人が聴きに来ていて、勝手に嬉しくなった。今度はもっとしっかりみたい。
coldrain
地元を代表するラウドロックバンド、coldrain。
以前メリロにサプライズ出演したとき(当日出演が発表された)に、はじめてしっかりライブをみたが、ほとんど曲を知らなかったにもかかわらず楽しかったので、それ以来、フェスではほぼ毎回みている。
シャウト?(デスボイス?)がクリアなのが新鮮で、はじめて聴いたときは驚いた。あと、ドラムの音が好き。知らない曲は周りをみながら楽しみ方を真似してみたりしつつ、「The Revelation」などの聞き覚えのある曲では全力で声を出したりと、にわかなりに存分に楽しむことができた。
今回はどのアーティストもセーフティエリアからライブをみていたが、基本的にはとても快適だった。気になった点は後述するが、思いっきりはしゃいで楽しみたい人と、自分のペースでゆったり楽しみたい人どちらも楽しめるような、素敵な心遣いだと感じた。
緑黄色社会
久々のリョクシャカ!!楽しかった!!
リョクシャカとベガスは絶対にみる!と決めていたので、セーフティエリア前方で存分に楽しんだ。
晴子さんの生歌の迫力に圧倒されつつ、知らない曲がないセットリストに感動し、巧みな演奏にテンションが上がった。個人的には、「花になって」がやっと生で聴けたのが嬉しい。あと、「馬鹿の一つ覚え」も格好良かった。晴子さんの格好良い低音と、ドゥルンドゥルン鳴るベースが好きすぎる。
あまりにも歌が上手いので、「僕らはいきものだから」では目を閉じて聴き入ってしまった。晴子さんの歌声がどんどん進化しているのを実感して、気持ちのこもった歌声に鳥肌が立った。
10-FEET
いつかのメリーロックぶりの10-FEETも楽しかった。定番曲の盛り上がりはもちろん、個人的には「アンテナラスト」が聴けたのが嬉しかった。フェスでの定番曲が多いので、声を出したり一緒に歌ったりする部分がわかりやすいのが好き。はじめての人も置いてけぼりにしないというか、一度聴いたら次からは一緒に楽しめるようなライブだからこそ、あんなに観客が盛り上がるんだろうなと、改めてその凄さを実感した。
10-FEETをみるたびに京都大作戦に行ってみたい気持ちが湧き上がってくるのだが、普段聴くバンドと京都大作戦のラインナップが被らず……毎回勇気を出せずにいる。でも、いつかは行ってみたいなあ。
(KOUICHIさん不在のためサポートドラムとして参加してくれたお2人もありがとうございました。お疲れ様でした。)
HEY-SMITH
「Endless sorrow」が好き。しっかりライブをみたのは、もしかするとはじめてかも。楽しかった。金管楽器が入ると、踊りたくて身体がうずうずする。
途中、体調不良者が出て演奏が止まったときも、冷静かつスムーズな対応だった。その後のMCでもフォローばっちり、演奏が止まった曲を改めてやってくれたのもよかった。
SUPER BEAVER
通路にまで溢れる観客にびっくり。今ビーバーの人気って凄いんだなと実感。今回は次がベガスだったので、1曲だけ聴いて移動した。
隙間を抜けるのが困難な人の多さで、観客の熱量にも驚いた。
Fear, and Loathing in Las Vegas
リハからみたかったので、早めに移動してノエルステージへ。ビーバーにほとんどの観客が吸収されたのではという会場の様子に慄きつつ、セーフティエリアの最前列にスタンバイした。
「Party Boys」はじまりで、スタートから全力で踊って歌う。「Rave-up tonight」、「Virtue and Vice」と定番のダンス曲は流石の盛り上がり。あのおもしろいダンスを踊ると、もやもやした気持ちやストレスが一気に吹っ飛ぶので、ベガスのライブはやめられない。個人的に好きな「Just Awake」が聴けたのも嬉しかった。
「Crossover」では、重たいサウンドとヘドバンで頭が空っぽになった。やっぱり楽しい。
ラストは「Massive core」。何度見ても覚えられない振付だけれど、踊り狂って最高に楽しかった。
メガベガスもしばらく行けていないので、また行きたい。というか、またフレデリックと対バンしてほしい。前回の対バンはチケットが取れなかったので、次は絶対に行きたい。
2日目
SHISHAMO
リハからタオルをぐるぐるしたり、朝子さんの「メリロ!」に応えたりと、終始かわいくて楽しかったSHISHAMO。ギターソロが超格好良くて痺れた。かわいいのに、サウンドはちゃんとロックバンド。知らない曲も楽しめてよかった。
フレデリック
そして、大好きなフレデリック。私の2日目のメインイベントである。セーフティエリアの前列は、他のバンドのTシャツを着た人たちがすでに場所取りをしていたため、2列目で楽しんだ。曲中にスマホをいじっていた人がいて寂しかったが、そんなことで落ち込んでいては損なので、自分は自分のペースで楽しむことに集中した。
前日の健司さんのポストをみて、来るだろうと予測はしていたが……まさか初っ端から「オンリーワンダー」をかましてくるとは。流石フレデリック。最初からテンションがぶち上がった。「オンリーワンダー」は、フレデリックをよく知らない人でも楽しめるフェス向きの曲だと思う。「オドループ」と並んで、長く愛されるフレデリックの名刺曲のひとつである。
2曲目は「銀河の果てに連れ去って!」。こちらもアップテンポな曲でフェス人気が高い。「あっちゅうま、ほら、あっちゅうま」が一度聴くと頭から離れない。スルメ曲だと思う。個人的には、康司さんの「ゆうゆうかんえいかいゆうろく」のコーラスが好き。
3曲目は「CYAN」。新曲は「Happiness」を予想していたので意外だった。軽やかで爽やかなフレデリックのサウンドと、健司さんのロングトーンが印象的な曲で、今回もはじめて聴く人に爪痕を残せたのではないかと思う。「風」が「勝手」に聴こえる呪いにかかっていたが、MACEの際に呪いは解けた。知っていたけれど、やっぱり健司さんは歌が上手い。
4曲目は「煌舟」。フェスでのお披露目は絶対にメリロだと思っていたので、聴けて嬉しかったし、フレデリックファンとして全力で歌った。はじめてフレデリックのライブをみた人にも、この楽しさが伝わっているといいなと思う。というか、間瀬さんの采配なのか、会場のどこに行っても「煌舟」がかかっていた気がする。ありがたい。刷り込みのように「ユウラヤイヤ、ユウラヤイヤ、デイセントカ、クルージング、クルージング」が来場者の脳裏に焼きついたはず。音源で聴いたときよりも壮大さが際立っていて、これはもしかするとフレデリックの新しいフェス定番曲になるのではと思った。いつか大トリで、この曲の大合唱が聴きたい。
5曲目に「オドループ」をもってくるあたり、流石のセットリストである。駆け回っていた隆児さんがギターソロの時に目の前にやってきてびっくりした。歌って踊って、定番曲だからこその会場の一体感も感じられて楽しかった。
そして最後の締めはまさかの「名悪役」。最高すぎる。フレデリックをはじめてみる人もたくさんいるはずのフェスという場所で、「思い出にされるくらいなら二度とあなたに歌わないよ」と歌うフレデリックが格好良い。サウンドはゴリゴリのロックではないけれど、魂がロックで好き。この曲が好きすぎるので、曲紹介で叫び出さなかった自分を褒めてやりたい。
今日は台本を2回置かなくてよかったなと密かに思いつつ、「オドループ」のあとに「名悪役」をもってくるフレデリックのギラギラしたセットリストにやられた。最高でした。
04 Limited Sazabys
リハで「Kitchen」、本編では「Chicken race」が聴けたのが個人的なハイライト。本当はフォーリミは最後までみたかったが、悩みに悩んで途中でDISH//に移動。フォーリミは夏にもみたけれど、DISH//ははじめてだし……と自分に言い訳して、後ろ髪を引かれながらの移動となった。「fiction」が聴けなかったのは残念だが、DISH//がリハからみられて楽しかったのでよし!また来年の夏にでも、タイテを気にせず楽しみたいと思う。
DISH//
はじめましてのDISH//。ミーハー心が疼いて、北村匠海くん見たさに行ったが、バンドとしても格好良かったし楽しかった。リハが「勝手にMY SOUL」だったのも、銀魂ファンとして嬉しかった。
長年、我が家の朝はめざましテレビが占拠しているので、「朝、月面も笑っている」を生で聴けて、なんだか不思議な気分である。逃げ若の主題歌「プランA」が聴けたのも良かった。歌も上手いし、声も良いし、イケメンだし。またメリロでみたいバンド。今度はもっとたくさん予習をして楽しみたい。
MAN WITH A MISSION
タイムテーブルが発表された時点で、今年のメリロはマンウィズで締めると決めていた。久しぶりの狼さん、相変わらずリブちゃんのお顔がかわいくて好き。
ド頭から「Raise your flag」で思いっきり歌い、ギアを上げる。つづく「FLY AGAIN」でさらに会場のボルテージが跳ね上がっていくのを肌で感じて、めちゃくちゃ楽しかった。
10-FEETのときも感じたが、フェスでしか彼らのライブをみたことがない、私のようなにわかでも楽しめるのは本当に凄いことだと思う。定番曲の踊りや掛け声が、普段ワンマンライブに行かない層にも浸透しているバンドは強いなと改めて実感した。大体みんな踊れるし、大体みんな歌える。フェスならではの音楽の力を目の当たりにした気分だった。
「Get Off of My Way」でガウガウ踊ったのも楽しかったし、最後に「Emotions」が聴けたのも嬉しかった。歌って踊って気分爽快、スッキリした気持ちでメリロ2日間を締めることができた。
総括
総じて大満足の2日間であった。今回は基本的にセーフティエリアからみていたので、普段より落ち着いていろいろなバンドをみることができた気がする。はしゃぎたい層とマイペースに楽しみたい層、どちらも楽しめるような配慮は本当にありがたい。
ただ今回、セーフティエリアの最前列を守る「地蔵」が多かった気がして寂しかった。
(さまざまなフェスで巻き起こる「地蔵」問題。どうすれば嫌な気持ちになる人が減らせるか考えても、なかなか良い解決方法が見つからない。バンドとしては、スマホをいじる気なくすくらいに良いライブしてやる!というモチベーションになるっちゃあなるのかもしれないけれど、やはり個人的にはバンドやアーティストに失礼だから、演奏中くらいはせめて、スマホをいじらないでほしいなと思ってしまう。)
好きなバンドを前列でみたい気持ちはわからんでもないので、自分の目当てのバンドの前から位置取りをすること自体に不満はない。でも、演奏中にスマホをいじられるのは悲しい。ちょっと確認する、とかじゃなくて、がっつりスマホをいじっているのをみると切ない気持ちになる。せっかく最前列にいるなら、知らないバンドの曲もめいっぱい楽しんだほうがお得だと個人的には思うのだが、人の価値観はさまざまなので難しい。
フェスにはジャンルを問わず多くのバンドやアーティストがいる。あなたがつまらなそうに最前列でスマホをいじっているバンドにも、ファンがいるだろう。その日のそのバンドのライブを楽しみに来ている人だってたくさんいるはずだ。そこはお互いに思いやれたらもっと楽しいだろうなと思う。
あと、セーフティエリアに向かうとき、ルールを守った人が馬鹿をみる状態になっていたのが気になった。
「真ん中の通路から行ってください」というスタッフの言葉に従って真ん中の通路を目指して歩いていくと、すでに通路に人がたくさんいてセーフティエリアに入れないときがあった。スタッフの制止をスルーして右側(セーフティエリア近くのトイレの前の通路)から抜けていった人たちは、スムーズに端っこのセーフティエリアに入ることができていて、お?となった。
個人的には、セーフティエリアに向かう人は、最初から端っこの通路を案内したほうがいいんじゃないかと思う。2日目は前方エリアの入場規制をしていたので、人が通路に溢れ出ることはないだろうし、端っこも通路なのだからそこから通した方がスムーズな気がする。
来年、さらに良い方向に改善されていくことを願っている。
最後に……
すべての関係者のみなさま、2日間、本当にお疲れ様でした!!今年も楽しいフェスでした!!
気が早いですが、来年の開催も楽しみにしています!!