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初心者がLINEスタンプを作ってみて分かったこと

こんばんは。

最近は『何かできることを探そう』『肩書きを作ろう』をモットーに生きている、僕です。簡単に言えば、今まで何とかなってきたことが、何とかならなくなってきた感じなので、将来に向けて自分でもできる仕事を探そうって話です!底辺の末端にいる僕には、今の状況がコロナ禍の影響なのか何なのか分かりません。でもいいんです!それ以上の何かを見つければいいだけです。

さて。そんな中、僕が始めたのが、LINEスタンプ作成です。その悪戦苦闘ぶりを見ていきましょう。

1.LINEスタンプ作成は簡単か?

LINEスタンプは、小さな子どもでも作ることが可能です。

実際に、小学生の女の子が描いたスタンプがヒットしたという話もあります。さらに、画力はあるに越したことがありませんが、なくても特に問題がない世界です。だって、何がウケるか分からない世界ですから。

可愛い系もあれば、シュールなもの、キモかわなものも多くあります。ただ、作るのは簡単かといえばそうとは言い切れません。暇つぶしに作る人もいますが、そこにこだわりを詰め込むと意外と手間がかかるものです。

絵を描かない人からすれば、シンプルな絵は勿論、漫画の原稿だって読者が読むようなスピードで描くことができると考えてしまうことがあるそうです。しかし、絵というのはそんなに簡単なものではありません。複雑な絵は勿論、シンプルなものであっても、1枚相当な時間がかかります。

僕が、大切にしているのは動きと線の美しさです。

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実際に、登録をするためのサイズの絵を描いてみようとした絵が、こちらです。見る人からすれば超シンプルで、5分位で描いたのではないかと思う人もいるでしょう。しかし、これ1枚で1時間以上かかっています。線を綺麗に描くことなどを考えていると、時間なんてあっという間です。しかも、無駄にレイヤーを使っています。

さらに、適当なサイズで描いた絵を縮小して、線のイメージが狂ってしまうのも好きじゃありません。無駄なこだわりかもしれませんが、やはり作るのなら少しでも良い物を作りたいものです。

そんなことを考えながら、実際に描いてみて思ったのは、『え?LINEスタンプって超大変じゃない?』です。

2.40個の壁

LINEスタンプの登録には、一定の個数が必要です。以前は40個と決められていたようですが、その後、8個など少ない数でも登録が可能となってきています。

個人的に作るのであれば、8個など少ない数でも良いでしょう。ただ、販売という形を目標にするのであれば、40個の方が良いのではないかと僕は思いました。LINEスタンプ創世記の頃から始めていた方々は、40個から始めていたのですから、同じような形で挑戦したいと思い、僕は40個を目標にLINEスタンプを作り始めることにしました。

が、40個というのは大きな壁です。

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1個目を描いてみたのが、5月。そこから、何度か挑戦するも、なかなか作業は進まず、気が付けば8月中頃になっていました。

僕が大変だと感じたのは、作業の進め方です。

LINEスタンプの標準的なサイズは横370pixel×縦320pixelです。その周り10pixelには余白にしておく必要があるという決まりがあり、このサイズを超えると承認されません。絶対にこのサイズを守る方法を考えた場合、この枠内で作業をすることが有効ですが、1枚ずつラフ→下絵→線画→色塗り→加工→文字入れ→最終加工という作業を繰り返し、40個作るのは気が遠くなります。

多分、絵を描く人であれば、なんでそんな面倒なことをするの?と感じているでしょう。しかし、僕の残念な脳は、とりあえず規定サイズを40枚作らなければいけないとしか考えることができなかったのです。

そんなこんなで、LINEスタンプ作成は、やりたい気持ちと進まない作業がひしめき合った状態のまま夏真っ盛りまで持ち越すことになりました。

3.まとめて作業は楽

そんな中、僕に降りてきたのはひらめきの神でした。

『枠をくっつけたら楽に作業できるんじゃない?』

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ってことで、枠を繋げて1枚のシートに仕上げました。5月にお試しで1つ画像を作ってみてから3ヶ月以上。実に長い日々でした。

もう、普通の人なら、作り始めた時点で気づいているでしょう。ただ、ずらっと並べて描いたら、保存の時に面倒じゃないかな、それなら最初から別ファイルで作る方がいいんじゃないかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

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まとめて描いたら、超楽で、超早い!なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだ!って苦笑いです。

その原因のひとつが、LINEスタンプ作成の際に、サイズなど必要最低限の情報が書かれたサイトのみを参考にしたことです。サイズや作り方などに関しては、本当にお世話になりました。ただ、興味を持っていたのはあくまで、サイズのみで、それ以上の作業の様子など全く気にもしていませんでした。

ただ、今検索してみたら、LINEスタンプを作るための枠とか、支援ツールとかも存在するようで。もっと早く気づいていればという感じです。

支援ツールは保存まで考えて作られているようで、かなり便利そうですが、僕が使っているSAI2とは無縁のツールのようです。

4.それでもこだわりは捨てない

僕が作ったシートは、縦2560×横1850pixelです。

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noteの麻雀記事に時々描いていた漫画が、大体縦1200×横900pixelなので、大体2倍ですね。絵のサイズとしては大きくないです。

そもそも、絵を描く時にかかる時間はpixelと比例することは全くなく、上のような漫画でも1時間ちょっと位で完成する時もあります。

ただ、LINEスタンプはそうもいかないようで、1段5個を完成させるだけでも、1時間以上かかることが殆ど。そのため、下描きまでは早かったのですが、その先の作業は大変でした。

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ある程度、線ができても、線が気に入らない、ポーズに納得できないという場合は、描き直しを繰り返し、線画の完成までに1週間位かかった気もします。

ただ、色塗りに関してはシンプルを目指しました。

絵のこだわりは人によって異なり、色を塗ることに何よりも力を入れる人も多いでしょう。僕は、色がシンプルでも綺麗に見えるように、何よりも線に力を入れています。

もっと気楽に、さらっと作れたら楽なのでしょうが、こうしたこだわりはなかなか捨てることができません。そして、別に捨てる気もありません。

5.紆余曲折でLINEスタンプができた!

完成した画像を、それぞれ別のデータとして保存し、メインとかの画像を描き、LINEスタンプのデータが完成したのが9月7日です。

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そこから、僕は登録作業に入るのですが、そこで知るのが世界展開です。

登録作業自体は、登録に関して説明をしてくれているサイトなどを参考にしながら行いました。それでも、タグの登録を忘れ、折角承認を貰っていたのにもう一度編集に戻ったり、多少の紆余曲折はありました。

ただ、データ自体は問題なかったようで、すぐに承認を貰うことができました。そんな承認作業の際に、気になって仕方なかったのが国名です。

LINEスタンプは、日本だけでなく海外にも発信することができます。登録の際に、どこの国で販売できるのかを選べるのですが、その国の多さ!

アメリカとか中国とかその辺りは、あって当然と思っていたのですが、驚くほど多くの国の名前を見て、僕の心は踊りました。

だって、面白くないですか?

世界に向けて挑戦できるって!

6.僕は国境を超えたい

僕の夢の一つが、海外の人を笑わせることです。

僕は、お笑い芸人でもなんでもありません。さらに、英語すらままならないほど、語学力がありません。日本語すら、アレです。

ただ、言葉が全く分からなくても、絵なら通じるじゃないですか。

言葉は全く通じなくても、海外の方が絵を見て笑ってくれたら嬉しいじゃないですか。そういうのがあるため、Twitterではあえて、#Illustration のタグを使います。

pixivでは別に特別なタグを使うことはありませんが、たまに海外の方からコメントが入ることがあります。それだけで、少し楽しい気分になります。

LINEスタンプも、どこか知らない国の方々が使ってくれる可能性があるものなのかと思えば、それだけで素晴らしいことだと思います。

ただ、僕が作ったのは日本語が入っているので、日本向けのスタンプです。

海外に向けて作るためには、その国の言語に合わせる必要があります。ただ、絵というのは必ずしも文字を必要とするものではなく、動きで表現すれば手軽に海外向けスタンプを作れます。こうしたことができるのは、僕にとって嬉しい誤算です。


『何かできることを探そう』『肩書きを作ろう』の一つが、LINEスタンプクリエイターの肩書を作ることです。とりあえず、1つでも作り販売という形に辿り着いた自分を褒めておこうと思います!

そして、完成したスタンプがこちらです。


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