【既プレイ向け】教祖になってカルト教団を運営するゲーム「The Shrouded Isle」攻略のコツ
閉鎖された孤島でカルト教団の教祖になって、幹部の五家のご機嫌を伺いながら生け贄を処刑し、チェルノボグの降臨を祈ろう!!!!!
「The Shrouded Isle」はそんな感じのゲームです。
現在switchとsteamで配信中!
「The Shrouded Isle」とは
このnoteは「プレイしてみたけどよく分かんないな……5年間生き残れないよ……」という既プレイの方向けなのですが、これからカルト教団の教祖を始めることを検討している方のために、ゲーム自体の紹介を少しだけしたいと思います。
既プレイの教祖様は次の見出しまで飛ばしてください。
「The Shrouded Isle」は冒頭のとおり、宗教の幹部であるケグンニ家、イオセフカ家、カドエル家、エファソン家、ジシュカ家の五家のご機嫌を伺いつつ、それぞれの家から顧問を選出。
3ヶ月に1度、その顧問の中から1人を生け贄として処刑していきます。
五家にはそれぞれ教祖に対する好感度が設定されており、自分の家から生け贄が選ばれると教祖に対する好感度が下がります。
好感度が下がりすぎると教祖に対して反逆的になり、クーデターを起こされてゲームオーバーです。
また、五家にはそれぞれ「無知」「情熱」「自制」「後悔」「服従」というパラメーターも設定されており、顧問の仕事ぶりによってこのパラメーターも増減します。
こちらもやはり下がりすぎると信者たちの信仰が得られずゲームオーバーとなります。
パラメーターのバランスを見つつ、教団を5年間運営することができればゲームクリア。
しかし、顧問として指名する信者たちにもそれぞれこのパラメーターを増減させる「徳」と「悪徳」が設定されており、仕事をさせれば「徳」のパラメーターが上がり「悪徳」のパラメーターが下がりますが、処刑すれば反対に「徳」のパラメーターが下がり「悪徳」のパラメーターが上がります。
しかも信者は病気にかかる。
病気にかかった信者はまともに仕事ができなくなるし処刑すれば「病人を殺すなんて!」と幹部からの好感度が下がるし、考えることが多い!!!
……という、長くても1プレイ2時間ほどの、サクッと遊べる思考ゲームです。
ゲーム内にとくに説明のターンが存在しないので、最初はゲームシステムを理解できなくて1年も生きられないことが多いのですが、慣れてくると「エファソン家以外皆殺し」「健康な信者を水責め」「反逆者の家の要求すべて無視」など、まさに教祖様のように思いのままに信者たちを手のひらで転がせるようになります。楽しい。
あと言い忘れてましたがクトゥルフ神話モチーフです。
発生するイベントや画面設定など、随所にクトゥルフ感があってクトゥルフ好き、ラブクラフト好きにもおすすめ。
しかし、このゲーム困ったことに攻略情報とかプレイ日記みたいなものがめちゃくちゃ少ないんですよね……
こんなに面白いのに……
キャラクターも魅力的だし……(司教代理エファソン大好き)
全部でエンディングが7つあるんですが、このクリア条件とかもTwitter(X)の投稿漁ってて多少察しがついたくらいには情報がない。
2020年からちまちまプレイしてたんですが、攻略情報らしきものが一向に増えない。
steam版では実績があるみたいなのでそこである程度判断できるのかもしれないですが……
これじゃあゲームとして取っつきにくいんじゃない!?
やり込み勢が増えないんじゃない!?
こんなに面白いのに!!!!
あと久々にやったらプレイの仕方忘れる……
というのが、じゃあやってみて分かったコツまとめてみるか~と思ったきっかけです。
筆者は一応エンディング7つ全て解放済み、よっぽど運が悪くなければたいてい5年間生き残れてます。
悪徳特定、水責め、一族郎党根絶やしが5年間生き延びるコツ
①序盤のコツは悪徳特定
まず、各家からの是認が高いうちに悪徳を解放していきます。
悪徳解放には1回目の尋問で−3、2回目の尋問で−6是認の変動があり、かつ是認が下がった状態だと1回しか尋問できないため、序盤でなるべく多くの悪徳を解放していきます。
1年目の春の顧問指名時の尋問では、数値が出るところまで尋問せずに何の悪徳を持っているか、というところまで調べておきます。
顧問は徳が「?????」、悪徳が例えば「情熱?」になっている状態の信者を指定します。
顧問指名後、仕事をさせることで「◯◯は"無知"であると噂されている!」などのメッセージが出て尋問せずに徳が分かることがあるので、2〜3人ずつ仕事をさせます。
仕事後の尋問で悪徳を開け、−30であれば徳は尋問せず、−10〜20であれば徳も尋問して数値を出します。
(−30だった場合も徳尋問しても良いのですが、生贄候補なので是認の下がり幅を抑えるために尋問を省いています。特性全解放を狙う場合は開けてください)
季の終了時には-30だった信者が入れば処刑、いなければ一番影響が少なそうな信者(徳+5、悪徳−10、是認:満足など)を処刑します。
1年目の夏も春と同様に尋問、処刑を行います。
2年目以降はステータス不足が起こりやすく、上がる徳よりも下がる徳を把握しておいた方がステータス管理がしやすいため、病人を指名してしまうリスクが高まる1年目の冬までは尋問で悪徳を特定し、徳はなるべく顧問指名後に判明させるようにします。
②病人の管理とステータス調整の水責め
1年目の秋以降は病人が発生しますが、この季での病人治療は尋問前にステータス異常を起こしていることが分かる信者のみにします。
とにかく1年目は悪徳の特定を優先し、徳に対する尋問はすでにステータス異常が発生していることが尋問前に分かるor悪徳を特定し終わった家のみに行います。
この時の尋問で判明した病人は監禁し、尋問もしくは浄化を行います。
病人が3人見つからなければ、適当に徳の調査が終わっていない信者を監禁して尋問します。
こうすることで是認を減らさずに徳の特定を行うことができますが、悪徳が「情熱」の信者は「世捨て人」の可能性があるので監禁しないよう注意します。
あとで顧問指名時に困らないように1年目の冬まではある程度病人を浄化していきますが、2年目以降は健康な信者を処刑することで減るステータスを調整するために、−10〜20程度の病人をいくつかキープしておきます。
病人は、顧問指名時に徳の増加がなくなり悪徳の減少が2倍になるほか、処刑すると是認が−50になりますが、代わりに信者の徳にともなう減少がなくなり、ノーリスクで信者の悪徳に関わるステータスを増加させることができます。
(中盤以降は常にどこかの家は不満〜反逆的になっているので、是認を気にせず処刑して良い)
家の仕事も問題なく出来るので、元々家の徳と徳ステータスが一致している信者を病人のままキープしておくとやりやすいと思います。
病人を浄化しない分空いた塔の枠に、徳+5〜10かつ悪徳−10〜20の健康な信者(両ステータス数値特定済み)を監禁し、浄化します。
健康な信者を浄化することで、浄化が成功して徳が増大するか、浄化が失敗して悪徳が悪化するか、死亡するかがランダムで決まります。
浄化失敗を狙い、悪徳−30の重大な悪徳持ちの信者を作り出せるように悪徳−20の信者を中心に監禁します。
こうすることで処刑した時に是認の減少を抑え、ステータスの回復を図ることができます。
開眼者を狙う場合は徳+10の信者を監禁しても良いですが、開眼者は徳がなくなり処刑すると全てのステータスが下がってしまうので、慎重に浄化します。
最終的に最低20人処刑することになるので、開眼者は最高でも10人いればOKです。
※何人か水責めして死亡していればその分開眼者の人数も少なくて良い
水責めに失敗すると是認が下がるので、健康な信者を水責めする場合は、どこの家も処刑終了時に不満以上で終了するように調整するか、水責めしている信者の家の顧問を処刑して是認を最低値にするように調整するようにします。
水責めでの信者死亡狙いは運要素が強いため、次の季で是認を回復出来るように準備しておくか、残り2人の時に1ターンで全滅を狙うときのみにしておくと良いと思います。
③根絶やしにした家のご機嫌は伺わなくていい
「The Shrouded Isle」で一番大切なコツが、どこかのステータスが足りなくなっても次の季で回復すれば許されることですが、なんと根絶やしにした家の是認は反逆的のままでも許されるのです。
一族郎党根絶やしにされても当主1人ではクーデターは起こせないんですね。
顧問に指名できる信者がいなくなるのでその家の仕事はできなくなりますが、元々家の仕事はランダム要素が強く、逆に下がることもあるので他の家の信者がカバーできれば問題ありません。
セオリーとしては、必ず4人構成の家があるのでそこを最初に根絶やし候補にします。
3年目くらいまで残り2人になるように調整し、病人も残り3人の時点まではそこそこに治療します。(3人全員病人になられると顧問指名時に困るので)
重大な悪徳持ちが2人いてくれればいいのですが、いない場合は浄化を行い悪徳悪化を狙っておきます。
残り2人になった時点で、ある程度その家のステータスに余裕がありそうだったり、村内に重大な悪徳持ちが残っていなかったり、他が監禁中か開眼者だったり、といった場合には処刑します。
この時、2季連続で処刑するので、仕事で指名する必要も病気を治療しておく必要も重大な悪徳持ちである必要もありません。
処刑したことによって起こるステータスの増減のみを考慮し、他の顧問を指名してください。
ただし、すでにその家が前の季で反逆的になっている場合、処刑終了後にゲームオーバーとなってしまうため注意してください。
このため、3人連続処刑者を出すことはおそらく難しいですが、最低値で反逆的になっても次の季で2回連続1人指名すれば不満まで戻せるので、いざという時の処刑要員として1人残しておくのも一つの手段です。
もう一つくらい2人残しておく家があると是認の調整が楽なので、4年目の秋冬くらいで一気に2つの家を潰せるのが理想です。
5年間生き延びようと思うとだいたい2〜3つくらい家がなくなってるので、開眼者を狙う場合は生き残りそうな家に目星をつけて開眼させておくと良いと思います。
★その他覚えておくと良いこと
プレイ中のイベントでは、ステータスの増減や是認の変動、信者の徳の特定や徳変更など選択肢によって様々な効果があります。
大抵選択肢に書かれている通りの効果が起こりますが、場合によっては書かれている以外の効果も起こりますので、何が起こるか把握しておくと良いと思います。
一見マイナスな選択肢でも、ステータスが下がる代わりに是認が上がるものだった、ということがあります。
また、徳の数値が明かされていない状態でもステータスの増減で何の徳をどれくらい持っているかはなんとなく分かります。
重大な悪徳持ちはとくに分かりやすいので、是認の減少を節約したい場合狙い撃ちで尋問→処刑プレイするのも良いでしょう。
エンディング解放について
エンディングの条件は、きちんと把握出来ていないのですがおそらく
一定年数生き延びたあと、ステータスが足りずにゲームオーバーになる
5年生き延びた上で是認が1番低い家に対応したエンディング
生き残りが全員開眼者であり、是認以外のステータスが基準値を下回っていない
の3パターンなのではないかと思います。
憶測になってしまい申し訳ありませんが、少なくとも3に関しては割と完璧なプレイが求められているのではないかと思います。
というのも、私はエファソンが推しなのでエファソン家以外全員処刑して生き残りを全員開眼者にしたことがあるのですが、開眼者エンドにたどり着かなかったんですよね……
その時はエファソンしかいないのに5年経ってないからエファソンから顧問出して仕事させて生け贄を出さなければならず、どんどんステータスも下がっていくという悪循環に陥ってしまいました。
開眼者から生け贄出したのが良くなかったのか、5年終了時にステータスが下回っていたからだめだったのか、他の各家エンディングを解放していなかったからなのか……
理由は不明ですが、ただ開眼者を残しておけば良いというものではなさそうです。
きちんと検証すれば良いのでしょうが、そこまでちゃんとした記事じゃないので許してください。
面白いよ!
というわけで、攻略情報がなさすぎて自力で掴んだ「The Shrouded Isle」のコツでした。
軽く頭動かしたいな~というときに黙々とプレイしてるルービックキューブみたいな中毒性のあるゲームです。
宗教、人狼、パズルゲームが好きな人には絶対刺さるはず。
よく分かんなくてやめちゃった、という方も、最近始めたけど分からん!という方も、ぜひ諦めずトライしてみてください!
余談~「グノーシア」おすすめ
ちなみに、「The Shrouded Isle」が好きな方には「グノーシア」というゲームもおすすめです。
こちらも1プレイ30分とお手軽に出来る人狼ゲームで、ストーリーとキャラクターがとても良いです。
ところで、この「グノーシア」のRTAがこの間のRiJSで配信されていて思ったのですが、「The Shrouded Isle」もRTA向きなのでは?
やる気ある方、ぜひやってみて欲しい(他力本願)