more than words
嫌だ嫌だと言いながら社会人を始めて、2年半になろうとしている。
社会的信用と安定のためにこの会社に入って、なんかいいことあったのかな。
とにかく自分の一挙手一投足に自信が持てない。
発言も、行動も、これが「普通」から外れていないか周りの様子を窺ってしまう。
私のいる会社はとにかく自分たちがやっていることが「正しい」と常に思っていて、そしてそうできない人をどこか見下しているような雰囲気がある気がする。なんでだろうね。
正確性の求められる仕事。
どう頑張っても誰かを幸せにすることはできない仕事。当たり前を補償する仕事だから、どんなに努力しても0にしかならない。悲しい。
楽しいことが好きなのに、そういうことを考えて形にするのが好きなのに、この場所ではそれは叶わない。
3年目にして、じわじわとADHDだってことが効いてきている。
2年目までは「知らなかったし」「分かんなかったし」で済んでいたことが、どう気をつけて周りも気を配ってくれても、もうそれでは済まない程になってしまうことが増えた。
周りも迷惑だと思う。いない方がいいんだろうなと率直に思う。
嫌なところがひとつもなくて、おおらかな先輩は客先に叩かれて担当を外されて部署を変えられて、後任の後輩からボロボロに陰で言われている。誰よりも優しい先輩は「でもねぇ」と周りから仕事で少し遠巻きにされている。私も一緒だ。向いてないと2年前言ってきたあの人は間違ってなかったなと思う。
身体的なハンデもない癖に、合理的配慮なんて求めたらそれこそ社会的に死ぬ。
向いてないんだ。
じゃあ辞める?新天地を見つける?
それにも希望が持てない。
ミスしていい仕事なんて世界にひとつもないだろ。
(小さなミスの影響が今よりマシな仕事はあるかもだけど)
マルチタスクが無理で、優先順位をつけられなくて、衝動的で、先延ばし癖があって、それは脳の先天的な機能障害という理由があるからって、じゃあ仕方ないですね、となる訳もなく。ただの高学歴ダメ人間。飛び抜けた高学歴でもないし。
学生の時は良かったんだよね、多少の頭の回転の速さと国語力でなんとでも誤魔化せた。将来これは無理だなって私だけが分かってた。
社会で生きていけない。
結局、結論は死ぬしかない、というところに辿り着いてしまう。
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