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当たり前かもだけど大事なコツ 【へたっぴのためのENDER LILIES】

ENDER LILIES(エンダーリリーズ)」で特にリトライが増えるのは各ボス戦だと思うので、本シリーズではこれから攻略方法を書いていくつもりです。が、ボス戦だけでなくステージ攻略全般で重要な「アクションに対する考え方」を本記事で先に取り上げます。

本記事で書いていることは、おそらく「この手の高難易度アクションゲームを遊んだことがある人」や「ENDER LILIESを普通にクリアできる人」にとっては常識、あるいは遊べばすぐ気づくことなのでしょう。でも筆者はしっかり認識するのが遅く、うまくプレイに反映できてなかったことが、無駄なリトライにつながったように感じています。

いま、記事執筆もかねて最初から(高難易度になった2周目ではなく、普通の1周目の再プレイ)進めていくなかで気づいた、早い段階でプレイに反映させた方がよいコツや意識みたいなものを、以下にまとめておきます(今後の記事執筆にあわせて随時更新)。


攻撃の回避が前提のゲーム設計

ENDER LILIESは、全編通して「敵の一発の攻撃が超痛い」設計になっている。数発喰らったら、もうゲームオーバーがちらつく。ゲームの進行に従って体力は増えるが、同時に敵の攻撃も強力かつ激しくなるので、体力的な余裕を感じる場面があまりない。

また、こちらが攻撃を当てても敵の移動や攻撃を簡単に止められらない(敵が怯まない)というのも大きい。たとえば、敵がダッシュで向かってきたとき、こちらの剣の方が攻撃リーチが長いと先に相手の体力を削れる。が、その一撃だけで倒せないことがほとんどなので、敵にそのまま突っ込まれて、攻撃や接触による大ダメージを受けてしまう。

つまり、慌てて闇雲に剣を振るのはダメ、ということ。

ゲームが進むと、敵の移動や攻撃を止められるスキルが使えるようになるが、一定の条件が必要だし、間断なく連発することもできない。そのため、敵の攻撃を回避する術を身につけないと話にならない、ということになる。

回避アクションは単なる移動ではない

ENDER LILIESでは、その回避術の初期アクションとしてヘッドスライディングが用意されている。リリィがズサーーと頭から飛び込むアレである。

このアクションには無敵時間が設定されていて、無敵時間中に敵と接触しても、接触ダメージを受けない。これを利用して、敵を突き抜けるように飛び込むことで、敵の背中側に移動し、前方への攻撃を喰らうことを回避できる。同じく敵の矢やホーミングなどの弾に対しても、弾に重なるようにヘッドスライディングして、ダメージを無効化できる。

このアクションは最序盤でチュートリアルとして解説されるが、筆者は長く遊ぶまで、回避アクションとしてうまく使えていなかった感がある。1対1で敵の後ろに回り込むことには使っても、敵をあえて倒さずに通過したり、弾を引き付けてかわしたり、といったことには十分に使えていなかった。敵の攻撃を喰らいそうな瞬間に、パニックになって意味なく走ったり飛んだりしていたのである(そしてもちろん回避できない)。

初見プレイ中にYouTubeのプレイ動画を見るのはネタバレが怖いが、RTA(リアルタイムアタック)動画などを見てみると、回避アクションの適切な使い方がよくわかる。

RTAは文字通り攻略スピードが重要なので、なるべく敵と戦闘せず、弾をすり抜けるように先を急ぐ。RTAをやるプレイヤーは操作スキルが恐ろしく高いので、見たところでそれを単純にマネはできない。が、敵の動きや攻撃に合わせて「タイミングよく回避アクションを使う」という考え方が、筆者には欠けていたというか、プレイに反映できていなかったことを実感した。序盤だけでも視聴すれば、参考になる人はいるのではないか。

怖がらずに敵との間合いを詰めよう

ゲームが進むにつれて遠隔から攻撃できるスキルも増えてくるが、リリィ側の遠隔攻撃は与ダメージ量が抑えられていることが多い(敵のホーミングはめっちゃ痛いのに!)。主力攻撃は一貫して近接タイプだと考えると、うまく敵に近づく必要がある。

特に各ボスは体力が多く、近接攻撃をきちんと当てないとなかなか削れないが、動きが速かったりデカかったりするうえに、自身の繰り出す攻撃一発でゲージをごっそり減らされる。そのため怖がって、間合いを詰めることを躊躇しがちだが、詰めないと勝てない。思い切って近づいて、殴られてリトライして、敵の行動パターンを学ぼう。

先に書いたように、考えなしに攻撃を当てても敵は動きを止めない。なので「間合いを詰め、敵の攻撃を回避し、可能であればこちらも攻撃する」というサイクルを実行しつづけることになる。

回避の方向としては、後方(敵から離れる)、上方(ジャンプする)、前方(敵に向かう)、など。基本の回避モーションは、歩く、走る、ヘッドスライディングの3種類。ゲームを進めればもう少しバリエーションが出てくるが、まずは初期アクションをきちんと押さえることになる。

回避は攻撃に繋げるためのアクションと考えると、敵から離れるような方向の回避ばかりだと、攻撃の機会がなくなる。前方にヘッドスライディングして回避し、相手をすり抜けて背中側に行き切れると、攻撃や接触のダメージを受けずに、敵の背中側から近接攻撃を入れやすい。それくらいの間合いを取るのが、ひとつの基準になる。

回避の種類を無駄に増やさない

と、ヘッドスライディングで背中側にすり抜けようと書いたが、常にそれを狙えばいいわけではない。たとえば、敵の攻撃が前方だけでなく後方にも当たり判定があり、しかも一定時間判定が残るタイプだと、リリィがヘッドスライディングから立ち上がった瞬間に喰らってしまう場合がある。

ゲルロッド戦などから、攻撃の届く範囲を意識せざるをえなくなる

そういう攻撃の場合は、背中側にすり抜けずに、後方に移動するかジャンプする。ゲームが進むと、その場で動かず受け流したり、カウンターで相手の体制を崩したりもできるようになるので、選択肢はいろいろある。事前にどの予備動作(攻撃前の合図)でどの攻撃パターンが来るかを把握しておき、臨機応変に回避アクションを繰り出すことになる。

もっとも、理屈は分かっていても思うように操作できないのが、へたっぴというものである。回避行動のパターンをたくさん用意する戦い方だと、それだけで頭がいっぱいになって操作ミスが増える。回避の種類をなるべく増やさず、タイミングを合わせて実行することに集中すると、筆者は落ち着いて戦えるようになった。

回避後攻撃もパターンを絞る

敵にダメージを与えないと戦闘が終わらないので、回避後はついつい攻撃ボタンを連打してしまったりするが(ダメ)、クールタイムがあるので連射できないスキルも多いし、攻撃後に硬直時間(移動などの次の操作を受け付けない状態)ができるので敵の次の攻撃を喰らいやすい。

なので「背中を取ったら2回斬って離れる」というように、事前に使うスキルと回数を決めておき、アドリブ要素をなくすといい。へたっぴな筆者の場合、とっさのスキルボタンの押し間違いだけでなく、意図せぬタイミングでスキルセットを切り替えてしまい謎スキルの発動に自分が驚く、ということも多かった。回避後攻撃もシンプルなパターンに絞っておくとミスは減る。

また、そもそも「特定の敵攻撃パターン以外、回避後攻撃はしない」という割り切りも重要になる。敵との距離が離れてしまいやすい回避方法や、敵の隙が少ない攻撃のときは、無理して攻撃してもスキルを無駄打ちしがち。これが続くとリズムが悪くなって、回避にも失敗するようになって終わる。ここは焦らず、狙い目の敵攻撃パターンが来るまでは回避に専念して粘るようにしよう。

無意味なジャンプ・滑空をしない

ゲーム中盤以降、空中での移動スキルが増えたり、上空にいる敵に対応する場面が増えたり、アスレチックな地形のステージが出てきたりして、ジャンプを多用することになる。

ENDER LILIESは操作感がすごくいいので、思ったように動かせないというわけではなく(とはいえ連続ジャンプなどのタイミングはシビアでつらいが)、そもそも意味なく動きすぎる癖が筆者はなかなか抜けなかった。記事を書くために動画を撮って確認すると、なんでそこで意味なく斜めジャンプするの?、弾が来てるんだからヘッドスライディング回避してよ!、とツッコミを入れる場面がよく出てくる。たぶん1周目はもっとひどかったはず。

操作がうまければ、空中含め自在に動いて攻撃や回避していい。でも筆者のようなへたっぴは、

  • 動かず待って敵を引きつける

  • その場で垂直ジャンプしてスキルを打つ

  • 普通の移動でよい場面で、回避アクションを使わない

といったことを意識して、常時慌てている状態から脱却できた。もちろん、テンポよく移動やスキルを繰り出すべき場面もあるが、このゲームは制限時間もないし、強制スクロールでアウトみたいな場面もほぼない。ぎこちないくらいに動きを制御する試みは、やってみても良いと思う。

スキルごとの攻撃範囲を確かめる

中盤以降、飛んでいる・段の上にいる敵に、下から攻撃するような場面はかなり多い。ジャンプしながら華麗に攻撃・回避できれば問題ないが、与ダメージより被ダメージの方が多くて困る、というのが筆者のようなへたっぴ。

初期スキルの剣の3振り目や、スキル「老戦士ゲルロッド」などは、攻撃の当たり判定が上方向にも大きく、しかも壁などを貫通したりする。これを利用して、ジャンプせずに飛んでいる敵を撃墜したり、敵の弾の当たらない床下から敵を倒したりできる。無理に敵と同じ高さに移動しなくていい。

遠隔攻撃系のスキルが手に入ると、わかりやすく便利なので多用してしまうが、序盤で手に入るスキルが最後まで幅広く使えるのもENDER LILIESの特徴。どうやったら高度な操作を回避しながら進められるか、ちょっと考えてみよう。

奥義の使用に慣れておく

上述のジャンプ操作とも関連するのだが、筆者は本当に最後の戦いまでロクに奥義を使えていなかった。奥義の有用性を実感していなかった(使えていないのだから当然であるが)のもあるが、誤発動させることが多くて必要そうな時に使えなかったというのが大きい。

誤発動というのは、ジャンプ操作時に癖で上方向にキーを入れてしまう&慌ててスキルボタンを押してしまう、というパターン。敵に囲まれているときにパニックになって発動させてしまうことが多く、これはこれで「広範囲の敵にダメージを与える」という点で意味はあるのだが、どのスキルでどんな奥義が出せるのか把握しないまま遊んでいた。

YouTubeで華麗なボス戦動画を見ていると、ボスの体力を一気に削るために密着して奥義を出すとか、無敵時間の長さを生かした緊急回避的な奥義の使い方があることがわかる。

実際にどこまでマネできるのかは別にして、もっと奥義の練習に時間を割いていれば、道中の敵の多いエリアや図体の大きな敵の通せんぼも、もっとリトライ数少なく突破できただろうと思う。そしてその経験が、ボス戦での選択肢につながっていたと思うと、もったいないことをしたなと感じる。

これから(通常の)2周目をプレイする中で、特にボス戦での使いどころを見つけたら記事に加えたいと思う。

パリィは身を助く、かも

奥義と並んでまともに扱えなかったのが、敵の攻撃を弾く「パリィ」。ゲームの進行に合わせていくつかの種類が使えるようになるが、筆者は道中でもほぼ使ってこなかった(期せずして出せたことはある)のだから、ボス戦のような緊張度マックスの中でうまく使えるわけもない。

パリィは筆者にはタイミングの取り方が難しく、発動の失敗を繰り返すうちに諦めてしまった。ただ、YouTuberの華麗な魅せプレイとしてではなく、他の回避・攻撃手段よりも楽な運用が(ボス戦の場面限定として)あれば紹介したいと思っているので、これから試しつつ記事に盛り込みたいと思う。


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