YouTube動画解説 【初心者必見!】コントラバスのポジション解説 ハーフポジションから第6ポジションまで
こんにちは。スケキヨです。
前回の投稿からかなり間が開いてしまいました(申し訳ない…)
何をしていたかと言うと…
と、忙しい自慢ではないですが毎日きりきり舞いで嬉しい悲鳴を上げていました。
やっと一段落したので、改めてYouTube動画の解説を記載していこうと思った次第です。
さて、今回のお題は「【初心者必見!】コントラバスのポジション解説 ハーフポジションから第6ポジションまで」です。
コントラバスに限らず、クラシックで使われる弦楽器奏者の方は「目盛りもないのによく弾けますね」と言われることがあるかと思います。
僕も初心者の頃は「とにかくハーフポジションの練習!」と言われましたが「そもそもハーフって何のやねん!目盛り無いし!」とモヤモヤしながら練習していました。
今回の記事はコントラバスを始めたばかりの初心者の方でも分かりやすいようにポジションマークを打ちつつ解説してますので、安心して読み進めてくださいね。
それでは早速いってみましょう!
1.ポジションマークの確認
「コントラバスのポジションとは何ぞや?」というところから解説していきます。
まずは下の写真をご覧ください。
指板上にシールを貼って分かりやすくしてみました。
「コントラバスにポジションマークなんてダサい…」と思われるかも知れませんが、慣れたら剥がせばいいだけです。
位置がよくわからないまま不安定なフォームと音程で弾き続けるよりもずっと早く習得できますのでオススメです。
さて、これらのポジションは一見不規則に並んでいるように見えますが、実はこんな規則があるんです。
G線(1玄)上のナチュラル音(=GABCDEFG)にマークの位置が合うようになっているんです。ナチュラルマイナー音(=GABbCDEbF)にマークの位置が合うようになっているんです。
※2023/06/13修正。勘違いしてました。反省。以降文章は訂正しています。
そしてこれらの音に左手人差し指を置いてフォームを作れば、そこが「第○ポジション」という仕組みになってます。
ポジションの成り立ちがわかったところで、実際に楽器を弾く際の手の形を見てみましょう。
2.ハーフポジションと基本フォーム
コントラバス奏者の左手に注目してみると、太い弦をワサワサと弾きながらもある一定の形をとっています。
それがこのフォームです。
「グワシ!」みたいな手の形(知ってる人いる?)ですが、第1~第5ポジションまではこの形が基本になります。
初めは攣りそうになるかも知れませんが、頑張って習得しましょう。
さて、このフォームはコントラバスを始めたばかりの方が徹底的に練習するフォームだと思いますが、その中で「ハーフポジション」という言葉を聞いたことがあるかも知れません。
僕も初心者の頃に「ハーフポジション」と連呼されていましたが、冒頭に述べた通り何のハーフなのか暫く謎でした。
その後、暫くしてからシマンドル教本をじっくり読んで、やっと解決しました。
ここで言う「ハーフ」とは「開放弦(0フレット=G)と第1ポジション(=A)との間(=Ab)」であり、そこに人差し指を置いてフォームを取ることを「ハーフポジション」と言います。
一つ謎が解けましたね。
では基本フォームを確認したところで、ハーフポジション~6thポジションまで一気にいってみましょう!
3.各ポジションの確認とそれぞれのポジションで弾けるスケール
Half Position
1st Position
2nd Position(※BbBC です。写真は誤植です。)
3rd Position
4th Position
ワンポイントアドバイス
第4ポジションあたりになると目盛りもないし、特に初心者の方はどこを弾いたらいいかわからなくなることがあると思います。
そんな時はネックに注目してみましょう。
ネックのヒール部分に親指を置き、基本フォームを崩さないように押弦します。
この時、親指の反対側に中指を置くと、そこが「Eb」の音になります。
(※楽器の個体によっては「D」のものもあるので、お手元の楽器を実際に弾いて確認してみてください。)
目盛りはありませんが、こういう音程の取り方ができるだけでも発見ですし、他にも様々な音程の取り方があるので色々と試してみてくださいい。
5th Position(※EbEFです。写真は誤植です。)
6th Position
以上が各ポジションとそれぞれのポジションで弾けるスケールです。
繰り返し練習することで指板上の感覚ができ、ポジションマークが無くても弾けるようになるので頑張って習得しましょう。
注意点
ハーフポジションから第6ポジションまで見てきましたが、ここで一つ注意点を。
YouTubeのコメント欄に「ポジションマークの位置をギター(3,5,7,9,12フレットの位置)と同じにしたらいけないのか?」というコメントが付きました。
結論から言えば、本人がとっつきやすいものを使って構いませんが、多くのギター等と同じポジションマークにしてしまうとデメリットが出てくる可能性があります。
レッスン等を受ける際、クラシック等で一般的なポジションの話になった場合に、講師(クラシックポジション派)と生徒(ギターポジション派)の間に齟齬・隔たりができてしまいます。
また、多くの教本は今回説明したクラシックポジションでの解説が主体であり、本格的にコントラバスを学ぼうとする場合は今回紹介したもので覚えてしまった方がラクです。
また、ソロやメロディを捉える際のスケールの組み立て方もクラシックポジションを覚えれば幅が広がりますし、ギターポジションは後付けで覚えることができます。
最初は慣れずに迷うこともあるかもしれませんが、ゆっくりじっくり取り組んでみてください。
おわりに
今回のお題は「【初心者必見!】コントラバスのポジション解説 ハーフポジションから第6ポジションまで」でしたが、コントラバスの基礎の基礎として普段からの練習に取り入れてみてくださいね。
今回の解説記事や動画に併せて初心者からOKなオンラインレッスンも承ってますので、興味がある方は下記メールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
u.n.bassman@gmail.com
それではまた別の記事でお会いしましょう。
すべてのコントラバス弾きに幸あらんことを!