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コントラバスの弦、何使う?

こんにちは、スケキヨです。

前回の投稿からかなり間が開いてしまいました。

嬉しいことに音楽関係やYouTubeの充実があった反面、プライベートでゴタゴタが続いたため中々時間が取れませんでした…

気を取り直して、記事を書いていこうと思います。
今回のお題は「コントラバスの弦、何使う?」で一筆。

「好きなもの使えば良いじゃん」と言うなかれ。
コントラバスの弦はとってもお高い。

安いものであればどこのメーカーかよく分からないものでも5,000円ほど、高いものであれば10万円前後コースと幅広い。

僕自身も数種類しか使ったことがないが、それらのレビューが少しでも役に立ってくれれば幸いだ。

Pirastro Chromcor(ピラストロ クロームコア)

高校〜大学の吹奏楽部時代(16〜19歳)に用いていた弦。
その頃の団体所有楽器は凄まじく弦高が高く、ハイポジションを弾くことはおろかソロ演奏を行うことすら難しい設定だったが、弦はよく響いて伸びやかなサスティーンだったことを記憶している。
そこそこお高い弦だが、弦にかけるお金を少しでも楽器調整にかけていれば…と考えてしまう。

兎にも角にもいい弦だったが、ジャズ系に食指が伸び始めるとともにもっとギラギラした深い音が欲しくなったために使用しなくなった。

D'Addario Helicore Pizzicato(ダダリオ ヘリコア ピチカート)

20歳時に使用。
初めて購入したコントラバス(中古)に張っていた弦。
経年劣化もあったのだろうが、アルコ(弓)を多用するプレイスタイルの際、引っかかりが悪いというかピチカートの時に比べて響きが良くないと感じたため即張り替えた。

ピチカート中心のプレイではブリブリしたサウンドを醸し出してくれただけに、ちょっと残念。

D'Addario Helicore Hybrid(ダダリオ ヘリコア ハイブリッド)

20〜23歳時に使用。
大学生の時にハマりにハマったクリスチャン・マクブライドが使用しているということで購入してしばらく使用していたが、ピチカートもアルコも何だか音が伸びない気がして張り替えることにした。
個人的な感想としては「ちょっと中途半端」というものだった。
(そもそも、マクブライドほどのプレイができれば何張っても上手いのかも知れない。)

PIRASTRO PERMANENT(ピラストロ パーマネント)

23〜31歳時に使用。
オーケストラっぽい、もっと膨よかな音が欲しいと思って購入&使用してみた。
伸びに伸びるサスティーンとバンドサウンドに埋もれない音を出すこの弦はかなり当たりだと感じて数年間使用していたが、いかんせんテンションが高く、ピチカートでの高速パッセージを行うことが難しかった。

個人的にかなり気に入っていたが、数回張り替えて別の弦を試してみることにした。

THOMASTIK SPIROCORE Weich(トマスティーク スピロコア ライトテンション)

31歳以降使用
ピチカート時にゴリゴリしたサウンドを持ちつつ、アルコ使用時は伸びやかに歌う弦、さらには高速パッセージの際にも手に負担が来ないを求めて張り替え。
結果的に今求める音を発してくれているので、現時点でのベストな弦かも知れない。

おわりに

と、たった五種類しかレビューができていないが、それぞれ多種多様な音を持っており、各ジャンルや弾き手の好みによる部分が大きいため、どの弦がベストとは言い切れない。

まともに買うと数万円の出費になるだけに、誰しも慎重に選びたいと思う。
どの弦がどういった方向性を持っているかは各所レビューを参考にするかと思うが、本記事が少しでも音の方向性の具体例として役立てれば幸いだ。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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コントラバス弾き 佐清(スケキヨ)
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