見出し画像

夏の終わりを夢見る

風が止まる夏の日、息苦しさと酸素をもとめ、もがく自分がいた

心が求めるもの

夏の終わりに想いを募らせた

肌寒くなった空気に羽織る一枚も心地いい

冬に向かっていく感じが恋しい

そんな季節の夕焼けの海が私の気持ちを掻き立てる

はやく、あなたに会いたい


目に映る橙色が心を穏やかにしてくれる

大きめのカップを片手にベランダから眺める景色

風になびく長い髪をかきあげ

「一年がこのままでいい」

そう、つぶやいた


目を瞑れば感じる重い空気に、ふとまた思いを馳せる

くり返す鼓動

どれだけ待てば

あなたに会えるの


風が止まる夏の日

あなたを想う苦しさに

もがく自分がいた


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。