魔の10月
私は四季の中で秋がもっとも好きな季節だ。
最近はクリスマス時期もイルミネーションが好きで、ひきこもりの私も積極的に外に出たくなるくらいだが、それでも秋が一番好きといえるかもしれない。
ハロウィーンの装飾も可愛くてとても好き。
自分としては、黄色やオレンジは好みではないのだが、この時期になるとそんな色味も愛しく思える。
肌寒くなった海、汗ばむことのない風が心地よくて、夕方の海を見に行きたくなってしまう。
色鮮やかな紅葉も、落ち葉という言葉につられ、ついつい拾ってしまいたくなるくらい美しく思う。
だが、ここ数年、気付いてしまったのだ。
10月がもっとも体調を崩していることに……。
毎年、秋の花粉で10月はボロボロ。
夜眠ることも出来ないくらいの咳。日中はくしゃみ鼻水。
魔の一ヶ月なのだ。
数年これを経験したら10月は体調崩す月と思い込み、アレルギーの薬に頼らざるを得なかった。
それが今年の10月はちょっと違う。
アレルギーが例年より落ち着いている。
もちろん日によって「今日はキツイな」って時もあるが、案外落ち着いている日が続いている。
連日嫌でも外に出なければいけないし、こうやってnoteや小説や、やりたいことが多くて、意識が花粉に持っていかれていないのかもしれない。
そう「気の持ちよう」ってやつだ。
ことしは何事もなく『魔の10月』を乗り越えられそうだ! そう思っていた矢先・・・肩甲骨を痛めてしまった。
子供のお弁当を作っていた時のこと、急激に走った肩の痛み。動かすとみるみる痛くなり、挙句の果ては息を吸うだけで肩甲骨辺りに激痛が走る。
まったく何も出来なくなってしまったのだ・・・。
午前中、急いで病院に行き、何枚ものレントゲン。
息を吸うのも痛い、「肺のレントゲンも撮ってみましょう」
なかなか大変なことになってる!?
結局、肺も、首の神経もなんともなく。よかった。
ただ、首の骨が真っ直ぐで、首からくる肩こりや筋肉の凝りが原因なのではないか?ということだった。
痛み止めをもらって帰宅。
実はこのすぐ後に、この記事を読んだのだ。
いつも、いろんな気付きや楽しいお話、活動を記事にしてくださっている、あんでぃさん。
仕事中にぎっくり腰になってしまったそうだ。
私も仕事している時は何度もぎっくり腰を経験していて、もう癖になってしまっている。
ぎっくり腰をした時のあの痛み、苦しみ、何度経験しても、もう嫌だ!といつも思う。
腰が外れるような、腰がズレるような、そんな感覚。
これは出産の時も経験したな……そう思い出す。
あんでぃさんは、そんな大変な時にもプラスに考えた。
愛と感謝
「自分身体を使って、何かを知らせようとしているんだ」
「こういう流れなんだ、これを元に予定を見直せってことかな」
「気遣って声をかけてくれる人がいる、身の回りの世話をしてくれる家族がいる」
記事の中では、ぎっくり腰になった時は痛みでいろんなことを考えている余裕はなかったと書かれているが、それは、ぎっくり腰になった人でなければ分からない痛み。あの辛さ、脂汗、もう何も出来ないという絶望感に包まれる。
私はありがたいことに、マットレスを新調してからは、ここ何年もぎっくり腰にはなっていない。
でも、体の不調は時々やってきて、腰痛も通年のこと。
その度、家事も出来なくなる私を助けてくれる主人、病院に車で連れて行ってくれたり、本当に感謝している。
あんでぃさんの仰るように、周りの人への感謝、愛を忘れてはいけないなぁと感じる。
仕事している時は色んなことに余裕がなくて、痛みに耐えるしかなかった。
職場の人にはいつも「申し訳ない」という思い。
今、こうやって考える機会に恵まれたことも、何かの気付き。
そして、あんでぃさんの記事に出会ったのも、私の気付きの一歩。
とはいっても、やっぱりぎっくり腰は痛くて耐え難いものなんだけど……。
季節的にぎっくり腰になってる方の話をよく聞くので、自分の体の疲れに目を向け、ゆっくりお風呂で温まるなど、自分のための時間も大切にしたいもの。
みなさんも気をつけて!
そして、今年の10月はこれ以上の体の不調も何もなく無事に過ごせたことは、本当に良かった。
そして、おまけ。
私が秋に聴きたくなる一曲をお届けします。
FIELD OF VIEW 『秋風のモノクローム』
動画お借りしました。