教科書では教えてくれない 本当の日本近代史
②鎖国の日本
1623年 イングランド、日本撤退
1624年 スペイン船の来航禁止
1639年 ポルトガル船の来航禁止、いわゆる鎖国
1641年 ネーデルランド人居住区を長崎に限定
イングランドがオランダとの戦いに負けて(アンボイナ事件)アジアから撤退した。このころはオランダがイングランドより強かった。そしてスペイン、ポルトガルは来航禁止、オランダは長崎以外は来航禁止にした。ただ鎖国と言いながら、スペインとポルトガルを禁止しただけだ。(カトリックを鎖国にしただけだ)
鎖国のポイントとして、武装中立であった。実は日本は強かったということだ。それはなぜかというと、鉄砲の生産量が高かったり、弓の技術も高かった。なにより当時欧州から日本に来るのに三年以上はかかっていた。小さな島ならいざ知らず、日本列島を占領するのは難しかった。もう一つは、日本には常備軍がいたからだ。ちょうど30年戦争の頃はヨーロッパでは傭兵が盛んだった。傭兵はお金次第でいつ裏切るかわからない兵であった。日本の常備兵は、鎌倉時代、室町時代からある兵制度で、負けたら自分たちの村が終わりなので必死になって戦う兵であった。当時日本は世界最先端の兵を持っていた。当時のヨーロッパの文献にも「この国を占領するのは無理だ」というのが残っている。
その後元禄文化、絢爛豪華な文化が花開く。その頃から平和ボケし始めます。鎖国と言いながら、日本の銀相場でスウェーデンの銀相場が動いたりしていた。日本は世界一の銀排出国だった。そして資源大国だった。
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