丹波・丹波篠山旅行記(後半)〜歴史を体感する〜
こんにちは!ウジョーズです🦈
前回に引き続き丹波・丹波篠山旅行記の後半をまとめました
前半のURLも貼っておくので読んでいただけると幸いです
キムタクの映画のロケ地
お昼ご飯を食べたあと、丹波篠山といえばここでしょ
という名所に行ってきました
日本百名城にも選出されている国指定史跡
篠山城跡!
篠山城に付いて軽く補足しておくと
豊臣秀頼の存在を警戒した徳川家康が、大名に命じて築いたお城です
しかも完成までにかかった期間は、なんと6ヶ月!
築城の設計に関しては、”築城の名手”
藤堂高虎が担当しました
天守台は建てられたのですが、天守閣がないお城になっています
廃藩置県後の廃城令でお城は焼失してしまいましたが、
市民の願いや寄付によって、かつての姿を取り戻し
今に至ります
『レジェンド&バタフライ』という映画のロケ地でもあり、
実際にキムタクがそこで撮影した写真が飾られていました
キムタクが吸って吐いた空気を自分も吸ったということで
自分を構成する要素にキムタクが加わりました 笑
15カ国から20もの助役大名たちを呼び
総勢8万人の手によって築城された篠山城
なので、担当してる部署によって
石垣の石のタイプや積み方が違ってたりするので入り口から面白い
ちなみに全体的に石の積み方を指導したと言われているのが
滋賀県大津市坂本辺りを拠点としていた
石工集団の穴太衆(あのうしゅう)らしいです
篠山城は「笹山」という独立丘陵に築かれたため
お城自体は半年で完成したものの
笹山は硬い岩盤を持つ岩山だったので
井戸を掘るだけで約二年もの歳月がかかったというエピソードもあります
市民の寄付で2000年に復元された政の中心
入り口から道なりに進んでいくとと大きな建造物が見えてきます
「大書院」です
ここは篠山藩の政(まつりごと)の中心となった場所です
見所といったらこの杮葺き(こけらぶき)の屋根ではないでしょうか
家康が愛した”木曽のサワラ”に鉈を入れて薄い板状にして
それを何枚も重ねて竹釘で固定して屋根にしていく
この大屋根は圧巻です
ちなみに内部を見学できるのですが、
すみません。。。
入場料ケチって中の様子は写真に収めてません 笑
実際に入ってみると、8つの部屋があり
周囲の廊下を回って部屋を見学することができます
気になる方は、実際に足を運んでみて下さい 笑
甲子園の10倍の広さを持つ重伝建
篠山城下町は二つのエリアで構成されています
城の西側にある御徒士町武家屋敷群と
東側にある河原町妻入商家群の二つです
今回、自分が訪れたのは御徒士町武家屋敷群だけなので
そちらの方を紹介していきます
※重伝建・・・重要伝統的建造物群保存地区、兵庫県には6ヶ所ある
御徒士町武家屋敷群
そもそも御徒士(おかち)とは…
藩主の外出時、徒歩で身辺警護を務めた下級武士のこと
篠山には土地があったので東京の徒士と違って
立派な屋敷が与えられていたみたいです
さて、
下の写真は御徒士町武家屋敷群の通りの風景なのですが、
この写真を見て何か不思議に思うところがありませんか?
右の側溝の位置がちょっと変なところにあるのお気づきでしょうか
左の溝に比べて右の溝は壁から離れすぎてませんか?
本来、武家屋敷の通りができた時は
ちゃんと通りの隅にあった側溝だったのですが、
天保元年(1830年)に起きた大火のせいで
町のほとんど焼失してしまい
町を再建するのにあたって類焼(家から家へ燃え移ること)を避けるため
通りを広くとって、一間分(約1.82m)門構えが奥まったとされています
つまりこの溝の位置を見てもらうと
溝の前にある建物が1830年より前なのか後なのかが
わかるようになってます
面白いですよね!
ちなみにここの武家屋敷は現在も人が住んで生活をされています
歴史も味わったところで
軽く街並みを散歩してみました
お土産を買うならこの「大正ロマン館」ですかね
篠山城の入り口の前にあって、一際目立つ建造物なのですが
色々揃っていて、また店内では丹波篠山のグルメも楽しむことができます
篠山には伊能忠敬さんも訪れたという、
これは伊能忠敬さんも
この地の空気を吸って吐いたということなので
その空気を吸った自分の体に伊能忠敬さんがいる
ということで異論なし
サトコちゃんに挟まれるサトちゃん。。。
てか、サトちゃん、隣のAEDと同じ色してるやん
日本遺産であり、無形文化財であり、重要有形民族文化財
さあ丹波、丹波篠山旅も終盤になってきました
最後に訪れたスポットは「丹波焼立杭登窯(最古の登窯)」です
丹波焼とは、
850年以上の歴史を持つ、日本六古窯(にほんろっこよう)の一つで
日本遺産に登録されています
土地の傾斜を利用して空気の対流を起こし均一に、
しかも一度にたくさんの陶磁器を焼くことができます
窯の温度は約1300度で2〜3日かけて焼きあげ、
薪の灰と釉薬(ゆうやく)とが溶け合って発色する
「灰被り」という独特の模様と色が特徴です
同じ模様はなく一つ一つ違う模様の丹波焼が生まれるとか
この制作工程は「無形文化財」に指定されています
※釉薬…陶磁器の表面を覆っているガラス質の部分で、陶磁器を製作する際に 用いられる薬品
この「登窯」全長は47mあり、現存する丹波焼の最古の登り窯で
兵庫県の重要有形民族文化財に指定されています
この周辺は丹波焼の里といって丹波焼の窯元や
陶芸美術館などがあり、『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里の
丹波焼verみたいですよ笑
余談ですが、日本六古窯とは
愛知県の瀬戸焼、常滑焼
福井県の越前焼、滋賀県の信楽焼
兵庫県の丹波焼、岡山県の備前焼
の六つのことを指します
ここクイズで出るのでクイズプレイヤーは暗記必須です 笑
旅の終わり
ということで、
これで今回の丹波・丹波篠山旅の全行程は終了しました!
自分は兵庫の人間で、20年以上兵庫に住んでいるのですが、
まだまだ全然知らないことがたくさんあるなあと思いました
そして今回の旅でまた一つ兵庫のことを
学ぶことができ、また体感することができ
ますます兵庫のことが好きになりました
今回の記事で丹波・丹波篠山に行きたいと思ってくださったり
兵庫に興味を持ってくだされば幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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