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「伝える」技術

最近、佐々木圭一氏著の「伝え方が9割」を再度読み返した。

この本で佐々木氏が挙げていることは大きく2つで

1.「ノー」を「イエス」に変える方法
2.強い言葉の作り方



どちらも日常でとても活用できる技術だし、
特に2の強い言葉の作り方については、仕事柄ちょっとしたコピーを添える際に非常に参考にしている。



上記の事柄はとても重要なことだし、意識して使うようにしていることではあるのだけれど、先日友人と話していて、友人の話しぶりを見て(聞いて?)この「伝え方」以外にも伝えるための重要な方法があるんじゃないかな、とふと感じた。

なんてことはない。当たり前の話ではあるが、それはイントネーションや口調、トーン、ボディランゲージ。

確かに技術(話術)に長けている人の話はスッと入ってくるし、うまいこと言うな(上手な表現をするなぁ)と感じながら聞き入ってしまうけど、
一方で、拙い言葉でも、話す熱意や想いのこもった内容もとても心に響いてくる。


で。
これってなにか法則的なものが定義されてたりしないかと思い調べてみると、まぁ案の定、自分なんかが気づくことなのでもちろん提唱されていて、(しかも予測変換でサクッと出てくるくらい有名。)
メラビアンの法則とうらしい。

内容としては、好意や反感などの感情を伝えるコミュニケーションにおいて、言語情報・聴覚情報・視覚情報が矛盾したときに、内容よりも、見た目や声のトーンのほうが重視されるというもの。

この法則によると、

言語情報(Verbal:7%):話の内容、言葉そのものの意味
聴覚情報(Vocal:38%):声の質・速さ・大きさ・口調
視覚情報(Visual: 55%):見た目・表情・しぐさ・視線

なんだとか。

つまり、佐々木氏の著書のような「想いの内容や伝え方」の技術だけを磨いてもそれだけでは実は本質的には伝わりきらないケースもあって(メラビアンの法則はあくまで言語・視覚・聴覚情報が矛盾した場合なので)、
そうなると声のトーンや口調、ボディランゲージ、表情、しぐさ、視線の合わせ技をきちんと使えてはじめて「本当に伝わる」ということ。

こういうもののは一朝一夕に身につくものではないから、経験値を上げるしかないのだろう。


で、結局何が言いたいのかというと、多くのことでそうであるように、「伝える技術」もたくさんあるということ。

それらを合わせてきちんと(自然に)使って、上手に伝えられるようになっていきたいという他愛もない話。


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