スポーツと競馬「フェンシングの躍進 & マイルチャンピオンシップ」
最近のフェンシングの勢いがすごいですね。
2017年に日本フェンシング協会(JFF)会長に太田雄貴氏をつかせたあたりから、JFFの積極さが見られ、その後に武井壮氏を会長につけるなど、以外な策を次々に打ち出していきました。
とはいえ、それがせいぜい7~8年前からです。
もともと国内にフェンシングができる場所が少ないので、競技人口がドッと増えたとは思えません。優秀な人材を得るための底辺の広さは、さほど広がってはいないと思います。
太田氏とそれに続く選手の活躍によって、それに憧れた子ども世代が増えたでしょうけれども、まだまだメジャーなスポーツの域には達していないんじゃないでしょうか。
ということは、今の強さは、フェンシング界にお金が回るようになり、練習環境が改善されたり、試合遠征がしやすくなったことが第一の要因。
さらに、人の目を引く策略を行ったことが第二の要因。
そして、それらによって、選手やコーチなどのモチベーションが高まったことが、強くなった最大の原因と思われます。
一人のスター選手が出現した後に行った、JFFの積極的で効果的なお金の使い方が功を奏したと言えるのではないでしょうか。
どんな競技でも、たった一人の天才が現れることはあります。
その実績や、そのスター性を、次世代のために役立てるのは、組織を運営する人たちの手腕にかかっています。
スターを生み出すことは、狙ってできることではありませんが、スター候補をたくさん育成しておくことはできるのです。
これからの日本のフェンシングが楽しみです。
明日はマイルチャンピオンシップ
競馬にも突然スターが現れます。
競馬の場合は、母と父を選んで交配することろからすでに、スターになることを狙って生み出そうとしているわけですが、それでも燦然と輝くのは何万頭に1頭。
血統についてさんざん研究して配合を決めても0.01%以下しかスターは出てこないんですから、競馬の予想が当たらないのは当たり前ですね。
ヨーロッパからの刺客
11番 チャリン
てっきり日本の馬の名前かと思いましたよ。今年だけでもう7レースも走っていて、そのうちG1が5レースで3勝2着2回。今年のこの馬は神がかってるとしか言いようがないでしょう。日本でもおなじみの8月のG1ジャック・マロワ賞は、良馬場とはいえ時計の出にくいフランスの競馬場で、60kg背負って1.33.98なので、もっとスピードも出せるんだと思います。調教を見ても元気いっぱい、走る気満々です。騎手の乗り替わりだけが残念。
昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬
2番 ブレイディヴェーグ
デビューから6戦して4勝2着2回というパーフェクトに近い成績。ただし、マイルは初めて。その上、今までずっと休み休み使ってきて、今回のように約1ヶ月の間隔も初めて。しかも調教後の馬体重が、前走の時より減っています。不安だらけの馬ですが、ルメール騎手がなんとかしちゃうんでしょうか?
重賞王子? 善戦王子?
13番 ソウルラッシュ
G2までなら大将格なのにG1になるとイマイチという、いかにもルーラーシップの子らしいレースっぷり。ただ、安田記念は惨敗続きですが、マイルCSは4着、2着と来ています。京都競馬場の工事がなかったら、もっと勝っていたのかもしれませんね。調教はとても力強さを感じました。
昨年のこのレースの覇者
4番 ナミュール
昨年のこのレースの後、香港、ドバイと遠征して3着、2着。東京に帰ってきてヴィクトリアMは8着で安田記念は2着。どうやら女同士では気合が入らないらしくて、男相手に燃えるタイプらしいですね。今回は安田記念以来で5ヶ月ぶりで、調教後の馬体重が20kgも増えてるのが心配。調教は軽く見えたけれど…
気になる存在
5番 ジュンブロッサム
デビューから19戦して5勝で、重賞はこないだの富士Sでやっと勝ったばかり。だけれども、今まで掲示板を外したのがたったの1回。しかもそれは不良馬場。追い込み一辺倒だから勝ちきれないのかもしれないけれど、どの競馬場でも一生懸命先頭を追って伸びてくる、真面目な子なんです。有力どころよりも少し前につけて、ラストスパートも少し早めに仕掛ければ、君も行けるよ!
「女心と秋の空」と言いますが、やっぱり牝馬は当てにならないところがあるよなぁ…と感じるこの秋です。
かといって有力2頭の牝馬を外せば、残るのは善戦クン2頭と、実力を測りかねる外国馬。
どうやって一点勝負に絞れっちゅうねんっ!
スターを作り出すのは、やはり周りの人間の働きがあってこそ。
というわけで、今週の一点勝負は
使い詰めなのに地球を半周してまで遠征してきたのは勝算があるからなんだろうと思うので、その決断を信じてチャリン。
そして、昨年夏からマイルに集中させる勝負に出た友道厩舎を信頼してジュンブロッサムをピックアップ。
5-11 ワイド
前日オッズは約12倍~13倍 もう一声と言いたいところですが、こんなもんでしょう。
2024秋のG1シリーズ一点勝負の予想結果
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。
先週までの予想結果
-500円 (1点100円の馬券を買ったとしての計算です)