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スーパーボウルへの道「カンファレンスCSの結果とスーパーボウル展望」

ワシントン・コマンダーズvsフィラデルフィア・イーグルス
コマンダーズが最初のイーグルスRBバークレイ選手のランを止められず、60ヤードのタッチダウン・ランを許したところで、すでに勝負ありという感じでしたね。あれで、ここまでのプレーオフでのコマンダーズの勢いは完全に消えてしまいました。
ほとんど「コマンダーズQBダニエルズ選手ひとりvsイーグルス」という戦いで、イーグルスにとっては赤子の手をひねるような試合だったんじゃないでしょうか。

バッファロー・ビルズvsカンサスシティ・チーフス
こちらは予想通り、プレーオフで一番の素晴らしい試合でした。さすがです。
ビルズは、プレーオフで試合をやるごとに選手一人ひとりが良くなっていたんじゃないでしょうか。特にディフェンスはチーフス・オフェンスをガッチリ止めていて安定感がありました。オフェンスにもう1枚か2枚、RBでもWRでも頼れる選手がいたらチーフスの壁を超えられるんでしょうね。
チーフスは、計ったように1ポゼッション差で逃げ切る横綱相撲。お見事と言うしかありません。

さて、いよいよスーパーボウルですね。

イーグルスのオフェンスはどうなんですかねぇ。
コマンダーズ戦ではオフェンスラインに怪我人が出て、かなり押し込まれて、たびたびQBサックされそうになっていました。QBハーツ選手も膝の怪我の影響でラッシュから逃げ切れず、そういうときに繰り出す得意のニョロニョロランもあまり見られませんでした。無敵のQBスニークも1回止められましたしね。
イーグルスのオフェンスがコマンダーズ戦並だとすると、コマンダーズより1段も2段もレベルの高いチーフス・ディフェンスには刃が立たないかもしれません。

となると、試合を左右するのはイーグルス・ディフェンスがチーフス・オフェンスをどれだけ止められるかということになります。
イーグルス・ディフェンスはランはしっかり止めていましたが、パスはけっこうやられていました。それって、どちらかと言うとパッシング・オフェンスのチーフス相手には厳しいでしょう。

イーグルスはビルズが相手の方が戦いやすかったでしょうね。チーフスには相性が悪いような気がします。
チーフスにとっては戦いやすいとまでは言いませんが、ビルズ戦より余裕があるんじゃないでしょうか。
チーフスが、またファンをエキサイトさせながら1ポゼッション差で、それでも意外と余裕で逃げ切るんじゃないかと予想します。

もし、チーフスが負けるとすれば、イーグルスRBバークレイ選手が絶好調だった場合でしょう。
チーフスはそれに振り回され、早い段階で大量に失点する可能性もあります。余裕のアンディも、2ポゼッション差以上をつけられると焦るんじゃないでしょうかねぇ。そうなるとチーフス・キングダムが崩れることもあるかもしれません。

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