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スポーツと競馬「日米のドラマチックなチャンピオンシップと エリザベス女王杯」

今シーズンの日本のNPBとアメリカのMLBの全試合が終了しましたね。
どちらも大変面白うございました。

日本では、レギュラーシーズン3位のDeNAベイスターズが、大本命のソフトバンク・ホークスを下して日本シリーズを制しました。

一方アメリカのワールドシリーズは、本命同士の一騎打ちニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャースで、ドジャースが制しました。

日本では、NPBの様々な努力により、以前に比べれば各チームの戦力が拮抗してきていると思います。すごい選手達がメジャーリーグに移籍してしまうこともそれに寄与していることは残念ですが… まぁ、それはそれとして…
チーム力が拮抗することによって、前シーズン最下位から優勝とか、その逆も珍しくなくなりました。
そうすると、ファンが多くのチームに分散するし、地域の活性化にも役立つでしょう。結局は ”お金持ち球団だけが選手もファンも独り占め状態” よりもプロ野球全体として儲かることになるんだと思います。

逆に、アメリカでは今シーズンのドジャースのお金の使いっぷりが際立ちましたね。終わってみれば「そりゃ優勝しなきゃウソでしょ」と皮肉を言いたくなるほどの投資でした。
おかげで大谷選手が悲願のワールドシリーズ・チャンピオンになれたのだから、日本のファンとしては文句はないのですけどねぇ…

というように、アメリカのスポーツ・メジャーと、日本の企業付属チームの資金力の違いとか、社会におけるスポーツ、というかエンターテインメントの価値の違いが浮き彫りになったシーズンだったように思います。

日曜日はエリザベス女王杯

競馬だってお金をかけるかどうかは、その結果に大きく影響します。
仔馬の競り市で良い馬を買う。あるいは、良い繁殖牝馬を買ってきて、良い種牡馬と交配させる。そういったイニシャルコストにお金をかければ、成功する確率は高くなります。
ただし、名牝と言われる牝馬と歴史的な種牡馬との仔が駄馬だったりする場合も稀ではないので、大枚叩いて大損することもあります。高けりゃいいってもんじゃないんですね。だって、無名の牝馬と偉大な種牡馬の弟とで歴史的名馬が生まれることもあるんですから。
ハイリスク・ハイリターンは、どのスポーツでも同じようです。

そんなわけで、それぞれの馬の最初のコストを見てみたいと思います。
交配したときの種牡馬の種付け料と、母の価格は分からないので現役時代の獲得賞金をそれに代えて、その合計でこのレースの予想をしていきたいと思います。

ホープフルSの優勝馬
レガレイラ
春は牡馬のクラッシック路線を進み、素晴らしい追い込みを見せて6着、5着と悪くない成績でした。前走は牝馬限定に戻って案外の5着。それでも末脚の鋭さは見せていました。今回のメンバーの中では負けられないでしょう。父スワーヴリチャードの種付け料は200万円。母ロカは現役時代約2800万円稼いだ馬。合計3000万円。

2022年の秋華賞馬
スタニングローズ
秋華賞の後のエリザベス女王杯でガクッと来て、それ以来立ち直っていません。ローズ一族なだけにスイッチが入れば走るんだろうけど、お嬢様は気まぐれですね。父キングカメハメハの種付け料は800万円。母ローザブランカの獲得賞金は約3200万円。合計4000万円。

前走・府中牝特2着
シンティレーション
目立った成績はないものの、大負けしたこともない優等生。前走では猛烈な末脚で追い込んで2着。そういう展開になれば遅咲きの花を咲かせるかもしれません。父ロードカナロアの種付け料は800万円。母ファシネートダイヤの獲得賞金は約1800万円。合計2600万円。

G1馬の妹
サリエラ
昨年2500mの目黒記念3着、今年3400mのダイヤモンドSで2着。小さい体で効率よく走るマラソンランナータイプのようです。粘ってなんぼのレース展開に持ち込みたいでしょう。父ディープインパクトは種付け料2500万円。母サロミナはドイツから買ってきた馬(価格も現役時代の獲得賞金も不明)なので、姉サラキアの獲得賞金約3億5100万円。合計3億7600万円。

その他、高そうな馬といえば
ラヴェル
父キタサンブラック400万円。母サンプルエミューズ約7300万円。合計7700万円。

ピースオブザライフ
父キタサンブラック400万円。母サンキューアスク約5100万円。合計5500万円。

シンリョクカ
父サトノダイヤモンド300万円。母レイカーラ約8200万円。合計8500万円。

かけたお金と獲得賞金が全く比例しませんね。
1番人気のレガレイラなんか、低コストで、すでに最高のリターンを得ています。
対してサリエラはここまでは裏切っていますね。まだ引退するわけじゃないから、ここから取り返すでしょうか?

さて、今週の一点勝負は…
都合により、木曜日に予想を決めなきゃいけないのが辛いところです。
ここは本命のレガレイラと、しっかりコストをかけて、しっかり育てられているシンリョクカ。
レガレイラシンリョクカ 馬連
けっこう人気になりそう。オッズは期待できないでしょう。

2024秋のG1シリーズ一点勝負の予想結果
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。
先週までの予想結果
-400円 (1点100円の馬券を買ったとしての計算です)

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