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奇跡は起きる「今を生きる」〜後編〜
おはようございます。
今日は、前回脳腫瘍の手術をし、余命3年に近いことを言い渡された後の退院後の生活について書いていこうと思います。
私は今もですが、のほほん能天気屋さんなので家族の心配をよそにあまり気にしない子でした。
手術当日の朝もぐっすり寝ていたような子でした。
まあ再発しちゃったらよく本やテレビで見る、壮絶な抗がん剤治療が始まるんだろうなと、とても浅はかに考えていました。だって仕方ないですし、今ほどシリアスに現実を受け入れる能力が無かったのか、もう覚悟が決まっていたのかよく分からないですが、全然深刻じゃなかったんですね。
大学受験を控えていましたが、無理せずのんびりいこうとなり、のんびり勉強した結果、落大。
専門学校への選択肢もありましたが、とりあえず大学に行こう精神で、余命3年のうちの1年をなんと浪人に費やすという新しい人生を歩み出したのです。
のんびりバイトをしながら、浪人をして、天命を待つ。今思うと人生のうちで一番謎の1年だったなと思います。
今回の病気をきっかけに、突然薬剤師を目指す!とか言って浪人していたわけですが、当然受かるはずもなく、普通の理系の学科に落ち着きました。
それからというもの、一向に脳腫瘍は再発せず、私は20歳までに死ぬんじゃないのか?
と、漠然に思いながらも大学時代はバイトに遊びに必死に生きていました。
その頃から、人間はいつ死ぬか分からないから今を必死に生きよう精神が身についたんだと思います。
みなさんにお伝えしたいのは、たった二つ。
ひとつめ
人間はいつ死ぬかわからない
だからこそ、いつ死んでもいいように、死ぬ瞬間後悔のないように今を精一杯生きて欲しい
ふたつめ
とにかく笑顔。毎日笑っていると調子がよくなります。
ということです。
死は思ったよりも身近にあります。
私は今でも手術室で目を覚ました瞬間の、目の前のライトが忘れられません。
よくある手術室の手術台のライトです。
第二の人生があの日からスタートしました。
明日死ぬと言われたら、悔いはないですか?
もしあるなと思ったあなた。
今からでも遅くないです。
ぜひ、行動してみてください。
それでは!
(ちなみに、私の症例で再発していない人はデータ上いないみたいな話でした。当時は。なので私は奇跡の産物です笑)
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