2019/4/29(月)次走注目馬

この日の推奨馬は以下の通り。

<予想対決>
・京都7R シシオウ 12着
・新潟11R  メールドグラース 1着 1580/390

 <note>
・京都2R アスタードラゴン 9着
・新潟6R ウインアイルビータ 2着 0/150
・新潟10R  レッドランサー 6着
・京都12R  スピリットワンベル 11着

推奨馬を挙げたレースの振り返りと推奨馬の勝因/敗因およびそのレースにおける次走注目馬をまとめました。

次走注目馬には★を1~3つの範囲でつけてます。
★★★ … 次走、勝ち負けできる
★★ … 次走以降、勝ち負けできる/軸候補
★ … 次走以降、展開が向けば勝ち負け/紐候補

<予想対決>
京都7R 4歳上500万下 ダート1800m
◎シシオウ

テンが12.4-11.8とそれなりに速くなった後大きく13.7まで緩み、そこからはずっと加速するラップ。隊列も徐々に縮まっていくレースで、最後方に待機していた馬を除いてどの位置にいてもスタミナを要する展開。

◆敗因
スタートは上手い馬で、行き脚をつけて先頭に立つ勢いを見せる。

しかし、なぜかこの位置からハナを①ジューンアンカーに譲り、ポジションを一度下げる。

にもかかわらず、ポジションを下げたことで馬がかかってしまい、再び馬を押し上げて先頭を窺うポジションにつける。

その後は2番手を追走したが、4コーナーを回る頃には手ごたえをなくして最下位に沈む。どういうレース展開をしたかったのか騎手の意図がよくわからないレースで、ただでさえ緩みがなくタフな展開だったところを騎手が自滅させてしまった。

ただし、着差が着差なだけに、たとえばもしスムーズにハナを取りきっていたらもう少しやれていた、とか、もしも最初から2番手追走をしていればもう少しやれていたとも判断しづらい。

久々の実戦であった点を差し引いて、次走もう一度だけ注目してみる。クラブがどう考えているのかが疑問ではあるが、できれば同じ距離ぐらいの芝での出走をみてみたい。

◆次走注目馬
★マースゴールド
番手追走から、最後には末脚を伸ばして2着。この展開で先行して2着に来れるのはスタミナがある証拠なので、タフな展開になりそうであれば出番。

★ジューンアンカー
ハナを取って先頭でレースを進める。この内容で4着に残せたのは評価できる。この馬は最後に馬券に絡んだのが11走前の2017/9/24 3歳未勝利で、今回は初めてハナを取ってこの内容。今後も前でレースを進めるのであれば、いずれ穴を開けそうな馬。



新潟11R 新潟大賞典
(GⅢ)芝2000m・外
◎メールドグラース

発馬後すぐ、⑧ブラックスピネル⑭ドレッドノータスが前に行きすぐに隊列が決まったため、12.6-11.4-12.2とテンは落ち着いた入り。その後減速・加速もほとんどなく、3コーナーを回って下りを過ぎた部分から加速して、残り800mの上り勝負。

◆勝因
早めにレースが動いてロンスパ寄りになってくれたのは、この馬にとって求める展開だった。最大の勝因は、レーン騎手の選択した位置取り。新潟はスパイラルカーブとなっていて、コーナーではなかなかポジションを押し上げにくい形態となっており、2着①ミッキースワローや3着⑥ロシュフォールよりも前にポジションを取れていたのが0.1秒差での勝利につながった。

◆次走注目馬
★ブラックスピネル
このペースを作って逃げられるのであれば強い馬。今回も5着に残しており、素直に評価できる。中山や京都・阪神の内回りコースに出て来るようであれば積極的に狙いたい。



<note>
京都2R 3歳未勝利 ダート1800m
◎アスタードラゴン

テンが11.4を刻んでおり、先行組はなかなか厳しい展開。さらに、その後も12.8-13.0-13.4-12.9-13.0-13.2-12.9と緩みが少なく、最後まで先行組にはつらいペースとなった。

◆敗因
もう少し前にポジションを取り、出来ればハナを取りたかった。やや躓くようなスタートを切り、そのままポジションを取れずに中団待機。前2頭が後続を離して逃げるペースだったので、少し離れて追走したこの馬は幾分か楽なペースであった。3コーナー手前からポジションを押し上げるも、直線を向いたところで既に手ごたえが怪しく失速。距離が長いのかもしれないが、短縮しても速くなるペースにはついていけなさそう。この馬はここでリリース。

◆次走注目馬
★ライワルツ
ハナを取って自分でペースを作った。テンも速く、並行ラップ頻発で、さらに⑦ピエナクロフエに常に競られる形できつかったにもかかわらず3着に残せた。ただし、そこまでレースレベルが高くはなかったのでそれほど高くは評価せず。

★ピエナクロフネ
2番手で追走、道中は後続を離しての追走で、このレースで本当に厳しかったのは逃げた馬とこの馬の2頭。着順こそ6着に沈んだものの、差し馬以外には先着を許さなかったところをみると能力はある。



新潟6R 3歳未勝利 芝1000m
◎ウインアイルビータ

入りが12.1とややゆったりめで、その後は千直らしいラップを刻むものの最後が11.8と止まり気味。未勝利戦での千直なので仕方ないが、やはり上級条件と比べると全体的に見劣りしてしまうラップ。

◆敗因
スムーズにゲートを出て、馬を外側に押し出して完璧なポジションを取れた。勝ち馬は外枠から最小限の距離ロスで走れた分、敗れた。騎乗自体にもミスは全くなく、枠の差のみで負けた一戦。

◆次走注目馬
★ウインアイルビータ
内枠から一気に先手を取って外側にポジションを取れるテンの速さがあり、2着にも入っているので芝1200mに戻れば十分狙える。ダート短距離に出てきても面白い。



新潟10R 火打山特別
(1000万下)ダート1200m
◎レッドランサー

新潟のダートは坂の無い平坦コースで、基本的には先行有利のコース。しかし、そのイメージが裏目に出たパターンで、テンから飛ばし過ぎて先行自滅展開になってしまっている。5/4(土)新潟7R(500万下)では前残り決着になっているが、ラップが12.1-11.4-11.7-12.3-11.5-12.9。テンの速さが明らかに違う。

◆敗因
ゲート出は良くなかったが、二の脚をつけて先団まで一気に押し上げる。しかし、テンが速すぎたために直線では失速してしまい6着入線。さすがにこのペースでは厳しかった。

◆次走注目馬
★ミスズマンボ
このレースで一番評価したいのは、次走以降のオッズ妙味を考えるとこの馬。4コーナーでポジションを押し上げて先頭に立っているが、ラップでみると12.8と緩んだ部分で押し上げている。つまり、この馬は唯一緩んだ部分でも他馬よりも緩みが少ないラップで走ったことになり、大敗してもおかしくないところを8着に残したのはむしろ評価。

★スズカグラーテ
出遅れ気味のスタートから一気に押し上げて先団に取りつく。このラップの中、先行勢では最上位でしかも4着に残しているのは評価できる。

★レッドランサー
出遅れ気味から一気に押し上げて先団に。この負けで見限るのはまだ早い。



京都12R 4歳上1000万下 ダート1400m
◎スピリットワンベル

テンのうち、10.8-11.5の部分が速い。前日の端午S(3歳OP)が11.9-11.2-12.1、高瀬川S(1600万下)が12.1-11.3-12.3であったことと比べても速いのが分かる。このペースであれば差しが決まるのは当たり前で、先行組を中心に評価したいレース。

◆敗因
外枠を活かしてスムーズに先手を取れたが、先手を取ってしまったのが敗因。案の定直線を向いた時には脚が鈍ってしまい大敗。ある程度のペースになら耐えられるが、今回は少し速すぎた。4コーナーで外を回す不利もあったが、スムーズに回れていたとしても馬券に絡んだとは思えない。

◆次走注目馬
★★スズカフェスタ
この馬はもしかするとかなり強いかも。ただし、好走するための条件が「ハナを取れること」。先頭でレースを作った時は(2.2.0.1)で、唯一ハナを取って着外に沈んだ天王寺特別では、ペースを落としてしまったのが敗因。この馬のことをよく分かっている国分優作騎手が騎乗し、かつハナを取れそうな展開であれば積極的に狙う。

★バシレウスライオン
このレースを見る限りはこの馬も積極的に評価。行き脚がつかず、少し離れた中団の先頭を走っていたが、一気に先団まで追走。そこから内を通ったので距離ロスはなかったが3着に粘る。ただし、過去の戦績を見る限り、買い時が難しい馬ではありそう。

★メイショウギガース
次走以降も人気するだろうが、普通に強い。

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