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The私学 -詩-

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これを読んで頂きたい! わたしが気に入ったわたしの作品です
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#詩のような散文

余命が何?

私達の死に際をあなた方は美しいと叫ぶの 天まで昇って美しい 重なりあって美しい 落下しても…

たろぅ
11か月前
8

愛の犠牲者には彼がぴったりだったの

君の瞳をまっすぐに見つめて ただ、見つめて でも本当は何も見えていなくて 君のことなんて分…

たろぅ
10か月前
11

地点登録忘れずに

たくさん歩いた。 途中まで行って引き返すこともあったし 気持ちが良くて思いっきり走ったこと…

たろぅ
10か月前
9

一休 最終形態

センスのある人になりたくて 私は夏に扇風機とおさらばした。 雨の音は心地よくて それでも虫…

たろぅ
11か月前
10

二つ名

アボカドは森のバターで 牡蠣は海のミルク 大豆は畑の肉で トマトは愛のリンゴ ウチはあんた…

たろぅ
11か月前
21

六月になれば

俺は、赤い長靴に黄色いレインコート それから、ニコニコ笑って覗き込んでくるあの娘が好きな…

たろぅ
11か月前
17

趣味

上から下への往復運動。 君の呼吸をみることで、僕は生きていることを実感する。 手は繋がない、そのかわりに手首を握る。 君の手首が脈を打って、僕は生きていることを実感する。 君を抱きしめるのが好き。 君のうなじは温かくて、僕は生きていることを実感する。 君の命を見つめることが僕の趣味だった。 あなた、わたしが死んだらどうするの? うーん… 考えたこともなかった。君がいるから僕がいるのであって、俗に言う君なしでは生きていけないってやつなわけで。 死ぬのかも? なん

ここにとまって

あの日のこと覚えてる? あなた、わたしの元へ一直線に向かってきたのよ。周りにもたくさんい…

たろぅ
1年前
6

宇宙一、大恋愛

わたしは決して明るいあなたが好きなのではありません。 わたしは決して温かいあなたが好きな…

たろぅ
1年前
9