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The私学 -詩-

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これを読んで頂きたい! わたしが気に入ったわたしの作品です
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記事一覧

余命が何?

私達の死に際をあなた方は美しいと叫ぶの 天まで昇って美しい 重なりあって美しい 落下しても…

たろぅ
11か月前
8

味蕾

僕が咲かせるはずの花は一体どこに消えたのか そうやってコーヒーを一口 僕は大人になってゆく

たろぅ
2か月前
5

愛の犠牲者には彼がぴったりだったの

君の瞳をまっすぐに見つめて ただ、見つめて でも本当は何も見えていなくて 君のことなんて分…

たろぅ
10か月前
11

地点登録忘れずに

たくさん歩いた。 途中まで行って引き返すこともあったし 気持ちが良くて思いっきり走ったこと…

たろぅ
10か月前
9

一休 最終形態

センスのある人になりたくて 私は夏に扇風機とおさらばした。 雨の音は心地よくて それでも虫…

たろぅ
11か月前
10

二つ名

アボカドは森のバターで 牡蠣は海のミルク 大豆は畑の肉で トマトは愛のリンゴ ウチはあんた…

たろぅ
11か月前
21

六月になれば

俺は、赤い長靴に黄色いレインコート それから、ニコニコ笑って覗き込んでくるあの娘が好きなんだ。 あの娘が来るとたとえ雨が止んでいなくても、世界中が晴れ渡ったように明るくて、キラキラしてて、俺はあの娘が好きなんだ。 俺は嬉しいから、あの娘に合わせて ピシャンとかポシャッとかドボンとかピチャッとか言ってさ、俺はあの娘が好きなんだ。 でも、いつからだろう。俺はあの娘に嫌われたのかもしれない。 完全に避けられているようだ。 俺何かしたかな? 君のローファーは波紋でさえも広げてく

趣味

上から下への往復運動。 君の呼吸をみることで、僕は生きていることを実感する。 手は繋がな…

たろぅ
11か月前
6

ここにとまって

あの日のこと覚えてる? あなた、わたしの元へ一直線に向かってきたのよ。周りにもたくさんい…

たろぅ
11か月前
6

宇宙一、大恋愛

わたしは決して明るいあなたが好きなのではありません。 わたしは決して温かいあなたが好きな…

たろぅ
11か月前
9

星よ

あの子って、地味だよね わたしもそう思います。 全然光ってない、あんなの星じゃない わた…

たろぅ
1年前
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