MSXポケットバンク#13|知能ゲーム38
これは名書です。MSXは8ビットパソコンのため当時でも速度が遅く、さらにBASICというインタープリタにより本格的なアクションゲームを遊ぶには辛いものがありました。一方、じっくり腰を落ち着けられる頭を使うゲームは多少遅くてもゲームアイデアで面白くなります。
表紙デザイン
裏表紙デザイン
いくらMSX-BASICが遅くても人間の暗算速度よりは断然高速ですので知能ゲームは十分面白いものが作れます。ただし、かっこいいデザインにしたり、エフェクトをつけたりすることは難しいので、ただの文字をキャラクターに脳内変換して遊ぶ必要はありましたが。
私はこの中で迷路ゲームが好きでした。2次元とか3次元とかいくつかあり、コアのプログラムは共通なんですよね。表示部分のプログラムを追加することで複数のゲームにできたので当時は感動しました。
反面、ルービックキューブを平面にしたり、数字の上下だけヒントが出る数当てなど、38個を捻り出すためのゲームもありました。
当時は少ないリソースで如何に面白いゲームが作れるかがプログラマーの腕の見せ所でしたのである意味パソコン一つで勝負でき幸せだったと思います。今って、必要リソースが多いほど面白そうに思われたりしますので。
この時代に戻れたら私もこの本の執筆者になれるかな。