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MSXポケットバンク#07| 面白パズルブック

ポケットバンク7番目はパズルの本です。MSXで動くプログラムリストが載っていますが、MSXならではの機能は全く使っていません。

一方パズルゲームとしては面白いラインナップで、箱入り娘やカラータイルのような最適解が一つだけという数学的なパズルから、ビンゴのように擬似AI機能を持つものまで知らないことが多くて面白いです。

表紙デザイン

#06からは自分で入力する手間はあるものの、お安くゲームを楽しめるお得な本でした。

裏表紙デザイン

この中では6.カラータイルが一番好きでした。

MSXは画像を制御するVDP(今で言うGPU)は割と高機能で性能もまずまずだったのですが、VDPに命令を送るBASIC部分の処理が遅く、キーボード入力が多いプログラムは遅くなりがちでした。

例えば、本書だと「箱入り娘」や「カラータイル」はユーザがカーソル入力を行いパーツを移動させるので、画面の書き換えに時間がかかり、もっさりしたゲームになっていました。

特に私が一番好きだった「カラータイル」は別名「マクマホンパズル」と言われるものですが、タイル1個が4色で塗り分けられているため、MSXのスプライト機能を使っても激遅でつまらないので、紙でパズルを作った程でした。

後日、BASICとスプライトの連携部分をマシン後で書き換えることで、劇的に高速化したので、BASICのスプライト制御部分がボトルネックだと言うことがわかりました。そういう意味ではMSXの勉強になったかも知れません。

ご覧いただきありがとうございました。