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MSXポケットバンク#04| マイコン・サウンドパック

MSXのPSG(プログラマブル・サウンド・ジェネレータ)では3つの矩形波と1つのノイズを発生させることができますが、この本ではノイズを工夫することでいろんな効果音を作ろうという取り組みが記載されています。

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4巻目にしてマニアックなところに手を出してきた感があります。

裏表紙デザイン

付録のサウンドデータ集が自作ゲームの音を出す時に非常に参考になりました。

MSX-BASICでは3つの矩形波はPLAY命令で実行し、ノイズはSOUND命令で実行できます。

PLAY命令はCDEFGABでドレミ記号を表し、O[数字]でオクターブ、L[数字]で音の長さを表すなど、楽譜の置き換えが簡単なのに比べて、SOUND命令は、SOUND[チャンネル][値]という、ルールもわからず、どんな音が出るかもわかりません。

ただこの本を読んだ後だと意外と簡単で、ABCの3チャンネルの周波数それぞれ16ビットに、音量と、エンべローブ(音色のしょぼい感じのもの)にノイズ1チャンネルとミキシングというシンプルなものだとわかります。

とはいえ、試行錯誤が必須な命令となっていて、結局は5章のサウンドデータ集をそのまま使うことになるのでした。

ご覧頂きありがとうございました。