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📼 カセットテープな時代#010 | TDK, AE120, TYPE1, 1990年頃

裏面デザイン

このチープなデザイン(失礼)に記憶がある方もいるかも。高音の伸びも皆無。反面フラットな特性なので音楽以外には便利だったのかもしれません。私はほとんど使いませんでした。

SONY, maxell と並ぶカセットテープ御三家の一角TDKのカセットテープです。メーカーを気にしない人も多かったですが、メーカー推しもありました。私の記憶だと、SONYはハード好きが多かった印象です。SONYのカセットデッキやウォークマンを買っていた人たちですね。

maxellは音質にこだわりがある方、TDKはポップに音楽を楽しむ方の印象でした。あくまで私の印象です。で、今回のTDK、いくつか例外はありますが、Aから始まるのがノーマル、Sはハイポジ、Mはメタルテープと区分けしていました。

その安価なノーマルテープの中で、一番グレードの低いAEシリーズは好きな音楽を録音するというより、会議の録音だったり、営業用の音楽だったりの用途だったと思います。

しかし今回の120分テープはトラブルが頻発しました。なんといってもテープが薄い。トルクが弱いとすぐテープが絡まります。電池で動くポータブルプレーヤー(ウォークマン)との相性は最悪でした。

テープが絡まると自力でテープを巻き戻す必要があるんですが、そのために作ったのかと思うほど六角鉛筆はテープ穴にピッタリはまりました。今だとフリクションとかスタイラスなので使えないですね。

ご覧頂きありがとうございました。