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MSXポケットバンク#10| マイコン野球中継'84

今回もMSXから大きく離れた回です。ゲームの回でもなく、興味がない人は不要な本かもしれません。ただ、8ビットの時代にパソコンを使ってデータ分析を行うという意欲的な内容なので、今だともっと汎用的に使える本になったと思います。

表紙デザイン

BASICでデータ分析をひたすら行います。

裏表紙デザイン

パソコン好きで野球好きの人にはたまらない本です。

この本は8ビットパソコン時代のものなので、データ分析一般を扱うには荷が重いので、野球に絞って使えるツールを紹介しています。

私は野球そのものにはあまり興味がなかったためツールについては記憶がほとんどありませんが、この本のメインはこの時代の野球の解説ですね。1984年を切り取った当時の解説になりますが、読み物としては面白いものでした。執筆者の永谷さんがスポーツライターなのでMSXではなく野球の本です。

但し、イニング9だけは経路が違って、ここで紹介されているプログラムは野球ゲームです。流石にプログラムリストを手打ちして遊ぶゲームなのでゲーム機のような完成度はないのですが、ここのゲームは打撃のみに特化することで面白さを維持しています。

守備はなく、二人が交代で3アウトまでボールを打つゲームですが、打ち方が選べます。「ナガセ」とか「ヒッパレ」とか「バント」とか。でも全然打てません。「アテロ」だったかな一つだけ当たりやすいモードがあって、そればっかり使っていました。

と言うことで、最後のゲーム以外が思い入れがない本なのですが、もう一度読んでみると新たな発見があるかもしれませんね。

ご覧いただきありがとうございました。