【カメラ散歩】台湾・金門 わかっていても大砲は怖い
金門が戦争を観光資源にしている…というのは以前書いた通り。とはいっても最近の中台関係(台湾では兩岸關係といいます)の緊張から想像されるような深刻さは微塵も感じられず、みんなほんわかしているのであった。
それを特に感じたのは獅山砲陣地という、かつて大陸の方角を向いた砲台が何基も設置されていた軍事施設跡。
女性兵士?に扮した施設スタッフによる大砲パフォーマンスがあって、みんなで見学できるのだけれど、
大砲が向けられた先にも観客が座っていて。隊員さんたちがぐいーんと大砲の向きを変えると、その大砲が向けられた先にいた観客たち、砲弾が飛んでくる可能性は絶対にないのに、それでも一応、立ち上がるなりずりずりと尻を動かすなりして、よけたのである。これには一堂、大爆笑。
平和でいいよね。ちなみにお土産やさんには手榴弾風の水筒が売られていました。
もうひとつ訪れたのは馬山觀測站。こちらは海峡を通過する戦艦を監視したり、あるいは大陸側の同胞に向けて宣伝放送したりする拠点だったらしい。
「還我河山」は「私の河、私の山を返せ」という意味とのこと。共産党に追い出された中華民国の兵士たちの魂の叫びというわけですな。ペンキ塗りのおじさんたちも「還我河山」って思ってるのかな。
【2022/12/16の日記】
机に向かっての勉強時間は4時間01分。