台湾の「リサイクル可能ゴミ」が理解不能
のっけからゴミ箱の写真ですみません。
台南で暮らしていて普段見かけるゴミ箱は2種類。ひとつは「一般垃圾」(一般的なゴミ)、もうひとつが「資源回收垃圾」(資源としてリサイクル可能なゴミ)だ。
ところが後者の「資源回收垃圾」、リサイクル可能の定義がよくわからない。寮のゴミ箱のフタを開けてみるとこんな感じで、ペットボトルや缶・瓶以外にも、紙製のパック飲料、テイクアウトしたお弁当の容器などなど、もうとにかくいろんなものが入っているのである。これは「分別している」といえるんだろうか。
もっとも、この写真は外国人向け学生寮のもの。みんなルールがよくわかっていないままテキトーに(隨便に)捨てているだけかもしれない。そこで台南市の衛生局のウェブサイトにアクセスしてみた。
掲載されていたのが「垃圾3分類(ゴミ3分類)」と題された資料。
この資料によれば、基本的に台南市のゴミの分別は3種類。1つ目がリサイクル可能なゴミ、2つ目が残飯などの生ゴミ、最後が1〜2つ目に該当しない一般ゴミ。生ゴミは100世帯以上の大きめのマンションに専用のゴミ箱の設置義務があるとのこと。
ただ、これをみてもやっぱりよくわからない。「リサイクル可能ゴミ」の種類がやはり広すぎるのである。たとえば…
すごーく広いのである。で、最大の問題は、これらを分類する必要はなく、あくまで「リサイクル可能ゴミ」としていっしょくたにして出してOKということ。えー。
続いては生ゴミ。これはまあわかりやすい。
そして最後が第一類(リサイクル可能ゴミ)にも第二類(生ゴミ)にも該当しなかった一般ゴミである。
このような分類方法になったのは6年前からで、衛生局はゴミ袋をやぶっての抜き打ち検査を実施しているとのこと。もししっかり分別していないことが判明すれば、1200〜6000元(約5400〜約2万7000円)の罰金が科されるらしい。
けど、ちょっと待てよ、台湾って街を巡回してくるゴミ収集車に直接ゴミを投げ入れる方式ですよね?
これで罰金が取れるわけないじゃないか。
「リサイクル可能なゴミ」をこういうふうに集めていて、果たしてリサイクルできるのか。まさか収集したゴミを、ひとつひとつ手作業で分類するような仕事をしている人がいるのか。よくわからない。
【2022/11/04の日記】
机に向かっての勉強時間は1時間2分。
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