![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92294485/rectangle_large_type_2_ed59eb04c4e807f86abc790a089494bf.jpg?width=1200)
つい甘えちゃう 飲食店@台湾の注文方法
宿舎にキッチンがないので、ご飯はほぼ毎食、外で済ませている。台湾・台南に来てから3カ月超、部屋でご飯を食べたのって片手で数えるくらいだったと思う。できるだけいろんなお店に行こうと新規開拓した結果、Google Mapに記録している「行ったことのあるお店リスト」はついに200店を突破した(一部カフェなども含む)。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92294249/picture_pc_32565188709f22a5d08f5718c7c6bc78.png?width=1200)
海外留学していると言葉の壁があるので、外食って結構面倒なワンイベントになってしまいがち。ところが台湾の飲食店、なかでも現地人が日常利用する庶民的なお店では、中国語をほとんどしゃべらなくても注文から支払いまで済んでしまうのである。だいたいの注文方法を順を追って説明すると……。
メニュー表を探す
お店を決めたら、やることは一つ。まずはメニュー表を探す。中国語では菜單càidān。だいたいは調理台やカウンターに置いてある。たまに座席に置いてあることもある。コピー印刷された紙に色鉛筆やペンで直接書き込むパターンもあれば、印刷した紙をラミネート加工し、水性ペンで書き込んで何度も使えるようにしているパターンもある。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92293058/picture_pc_82cb5fa85d03290c13863f88abe836af.jpg?width=1200)
たまに座席のQRコードを読み取ってスマートフォンのサイト上から注文する形式もある。あるいは店頭に自動券売機が置いてあるお店もある。が、わたしの経験によれば、そういうお店は全体の数パーセントにも満たない。
外帶/內用を選ぶ
メニュー表とペンを確保したら、次に決めるのが「外帶wàidài」するのか、それとも「內用nèiyòng」するのかである。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92293060/picture_pc_d75e4ed2876c362795cb36ae33478509.jpg?width=1200)
外帶はわたしのiPhoneに入っている小学館の中日辞典には出てこないが、台湾では持ち帰りを意味する。対して內用は店内飲食を指す。
內用するのなら、桌號zhuōhàoの欄にテーブル番号を書き込むのを忘れずに。高級店じゃない限り、飲食店のテーブルにはそれぞれ番号が振ってある。このまえ日用品店をぶらぶらしていたら、この番号を印刷したシールが大量に売られているのを見つけた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92293055/picture_pc_7c251849cdc4f90b44b999b2c32ea8f4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92295446/picture_pc_4550ebf29356f8a68b705e4dee36304a.jpg?width=1200)
テーブル番号を書き込むということは、注文のまえにいったん席まで行って番号を確認しておいたほうが良いということにもなる。
メニューを選ぶ
続いて食べたいメニューを選ぶ。テーブル番号を確認するためにテーブルまで来ているので、いったん座ってゆっくり考えてもいい。このあたり、カウンターで行列の後ろを気にしながらあくせくしなくて良いのでありがたい。
メニュー表に記入するときはチェックマークをつけてもいいし、数字を書いてもいい。複数人で食べるときは同じメニューを複数注文することもあるだろう。そんなときは台湾でも「正」の字を使ってカウントする習慣があるみたい。
メニュー表を渡す
どのテーブルで食べるのか、何を食べるのか。ここまで決まって初めて店員さんのもとへと向かう。満を持してメニュー表を手渡す。注文を決めた段階ですでにお金も計算できるはずなので、用意しておくと安心かもしれない。紙上で注文が完結することになるので、間違って望んでいないものを頼んでしまうリスクは極めて小さいといえる。
お金を払う
メニュー表をみた店員が注文内容を確認してくれて、「○○元です」と伝えてくる。注文時に唯一中国語のリスニング能力が問われる瞬間だが、これも事前に「○○元って言われるはず」と脳内で準備できるので、聞き取りやすい。
私の経験則からいうと、庶民的な飲食店の7割くらいは先払い形式を採用していて、この段階でお金を払う。
食後に払う形式のお店もまあまあある。後払いパターンで困るのは、注文のときにメニュー表は店員さんに手渡してしまっていること。食後に「あれっ、いくらだったかな」ってなるよりは、先払いできたほうが個人的には都合よい。
美食は座って待て
注文を終えたら、あとは自分で指定した番号のテーブルに座り、待つのみである。規模の大きな店では日本のショッピングモールみたいに出来上がりを知らせるブザーをもらうこともあるけれど、ほとんどのお店では店員さんがテーブルまで運んできてくれる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92293064/picture_pc_ab152ecdbf67b9b466fa292dae510692.jpg?width=1200)
片付け義務は店次第
食後に食器を下げるかどうか、これは店の方針によるところが大きい。他のお客さんがどうしているか観察するか、食器の下げ口がお客さんから見えるところに設けられているかを探して判断すると良い。
*
店員とのコミュニケーションがとっても少ない本方式。新型コロナウイルス以降に普及したやりかたなのかな? と思ったが、複数の台湾人に聞いてみたところ「いや、ずっと前からこうだよ」とのこと。注文ミスは客にとっても店にとってもロスが大きいし、とっても合理的だと思う。
現地人のコミュニケーションのシーンがひとつ減るので、語学を学びに来ている学生にとっては微妙かもしれないが。ついつい甘えちゃうので。
【2022/11/09の日記】
朝食はキャンパス近くの屋外のサンドイッチ屋さん。鮪魚蛋餅(35元)と咔拉G厚味のサンドイッチ(30元)で計65元=300円弱。ツナの蛋餅すごくよかった。咔拉Gが何なのかはググってもなおわからないがおいしかった。ただパン4枚を一気に頬張らないといけないスタイルに注意が必要。店名はわからず。 pic.twitter.com/N43kCn2N2B
— u5505 (@u5505tainan) November 9, 2022
家賃の支払いに不動産屋さんへ。近くの工事現場に台中で出会ったのと似たわびさびロボットをみつけた。
台中で出会った彼は元気にしているだろうか。 pic.twitter.com/pwevblIbwy
— u5505 (@u5505tainan) November 9, 2022
昼食は藍鑽蝦仁麵線lánzuàn-xiàrén-miànxiàn。藍鑽は直訳するとブルーダイヤモンド? 残り4文字は「剥きえび煮込みそうめん」みたいな感じかな。海鮮ってあんまり自分では食べないが、これはとってもおいしかった。麵線はそうめんみたいな細麺を煮込んでとろみのあるスープと一緒に食べる料理のよう。 pic.twitter.com/RmzkcxJJEg
— u5505 (@u5505tainan) November 9, 2022
とっても美味しい一方で、その美味しさの源泉でもあるニンニクの強さには注意が必要。できれば授業前(特に小班の前)に食べるのは避けたほうがいいかも。180元=820円強。
— u5505 (@u5505tainan) November 9, 2022
台中楊大腸蚵仔蝦仁小卷
+886 968 735 788https://t.co/NqnQe4aOW8
セブンイレブンでブレスケアみたいなの探したけど見つからなかった。しょうが無いのでハイチュウやガムを買ってできるだけごまかす。と思ったら教室に着いたら老師が謎の朝鮮人参エキスのサプリメントみたいなのをくれて、これがかなり苦くて口の中はリセットされた(されたと思う)。 pic.twitter.com/pnLhl6adW3
— u5505 (@u5505tainan) November 9, 2022
夕食は先日の漁光島ボランティアで認識した台湾人男子とご飯。鴨肉飯、高麗菜、當歸鴨丸湯のセットで130元(600円弱)。前回このお店に来たときは夜遅くて残ってるメニューが少なかった記憶があるが、このセットは割合お得なのでは?
— u5505 (@u5505tainan) November 9, 2022
鴨董當歸鴨 東區育樂店
+886 6 208 5318https://t.co/Z88A4dgVrd pic.twitter.com/6rzG7W9ca3
机に向かっての勉強時間は3時間20分。