日本&台湾、ノートの下敷き徹底比較!
先日、旅行先でのこと。日本から持参したノートの下敷きを、ノートごと失くしてしまった(もっというとモンベルの割と値の張る折り畳み傘も失くした)。
性格が細かいのでノートを取るときは下敷きが欲しい。予備で持ってきていた小学生用下敷きをスーツケースから取り出してみたが、これも表面が剥がれていて使い物にならない。
しょうがないので文具店に足を運び、台湾のものを買ってみることにした。24元(110円弱)で入手したのが、コレ。
ねこ、ブスかわである。それ以外は特に日本と違うところはないのかなと感じたが、裏返してみたら明確な違いがあった。
そう、ひらがな・カタカナ表のかわりに注音符号表が載っているのだ。
注音符号は台湾で使われている、漢字の読みかたを示す記号。見た目はカタカナにも似ている。先頭にある4文字「ㄅㄆㄇㄈ」から「ボポモフォ」とも呼ばれるらしい。かわいいですよね、ボポモフォ。
注音符号はもともと中華民国がまだ中国大陸にいたころに開発されたものらしい。
しかしながら共産党が実権を握った中国では使われなくなり、いまでは子供も最初から拼音(ピンイン=「pīnyīn」のようにアルファベットを使った表音記号)ベースで発音を勉強するようになっている。
一方で中華民国の流れをくむ台湾は、いまもなお注音符号を使い続けている、とのこと。
台湾人がスマートフォンやパソコンで文字を打ち込むときも基本的に注音符号のキーボードでタイプしている。逆に、会話途中にこちらのiPhoneを手渡して、拼音キーボードで漢字を入力してもらおうとすると「ごめん、僕は拼音はわからないんだ」と言われてしまう。
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もうひとつの違いはアルファベット表の有無。それからよくみると九九の「一の段」もない。確かに「一の段」って必要ないよね。合理的だ。
以上、日本側・台湾側ともにサンプル数n=1の「徹底比較」でした。
【2022/11/23の日記】
部屋でワールドカップの日本対ドイツをみた。Abemaさんありがとう。
机に向かっての勉強時間は5時間24分。