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【台湾ぐるり旅】最南端・墾丁の陽気おばさま軍団
台湾の外周をぐるりまわる旅のことを、台湾の人々は「環島」と呼ぶらしい。
そんなこと聞いたら、自分だって環島したくなっちゃう。自然の成り行きで、秋休み後半は環島することにした。本来は自転車やバイクでまわってこその環島とのことだが、それはさすがに無理。今回は電車とバスを乗り継いだ。
一眼レフカメラで撮影した写真は「カメラ散歩」編としてまた後日アップします。まずは10日間にわたった私の環島を、当日の自分のツイートをもとに記録していく。
それでは今回は1日目。台南から南下して、台湾最南端の墾丁へ。
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【2022/12/01の旅日記】
しばらく台南を離れるので朝ごはんは一番好きな店で牛肉湯。肉燥飯つきで130元(約580円)。5日ほど前に来たときに「不動産契約の関係で営業は12/5まで」っていう張り紙があって絶望していたんだけど、今日はその隣に「引越し先はこちら」って新住所のお知らせがあった。そんなに遠くない。よかった! pic.twitter.com/Ro0SdoJ4yD
— u5505 (@u5505tainan) November 30, 2022
帰り際にらおばんに聞いてみたら「すぐそこだよ! パチンコ的旁邊!」だって。ホント良かった。
— u5505 (@u5505tainan) November 30, 2022
新鮮牛肉湯
+886 6 236 9680https://t.co/PydhjYYx20
出発する段階で、どこをどうまわるのか、ほとんど決まっていない。十うん年ぶりの、長めのバックパッカー旅。 pic.twitter.com/06qkHAK8G2
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
秋休みに環島しようと決めてはいたものの、忙しくて(というか面倒で)ちゃんとした計画は立てていなかった。
今回の旅程は世間的には平日というタイミングが中心だったので、電車もホテルも混まないだろうとの読みがあった。また、たまには当日朝のノリでその日どこに行くかを決めるような旅もいいよなあと思ったのである。子連れだと絶対そんなことできない。
まずは台南から電車に乗って南下。枋寮という駅をめざす。
自強號の車両がとっても新しくてキレイ。けどおじさんが大声をだして弁当を売りにまわっているのは台湾らしくて良い。便當biàndāngって案内したあとベントゥ!っても叫んでたから日本語由来の台湾語なのかなと推測してみる。 pic.twitter.com/edNfNuQBwD
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
枋寮站。ホームはピカピカだけど正面の駅舎はクラシカルなたたずまい。乗ろうと思って調べてあったバスと、おそらく違うバスに乗り込んだ。おばさんに中国語で「墾丁行きだよね? 墾丁派出所ってとこに行きますよね?」って聞いて確認したから大丈夫なはず。 pic.twitter.com/czTtuVGFTg
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
枋寮から墾丁まではバス。特に書くことがないくらい、トラブルもなく到着した。まずはホステルにチェックインして荷物を置く。ドミトリー扱いだけどカプセルホテルみたいな狭い狭い半個室で、1泊680元。とはいえ液晶テレビがついている。
さて出かけよう。
墾丁大街で昼食。黑胡椒牛肉(130元)と炒飯(80元)で230元=1030円弱。牛肉がちょっと硬かった。隣でかなりぐずってる子供に対して肝っ玉母ちゃん、何度も「安靜! 安靜!」って怒ってて、また中国語ボキャブラリーが増えてしまったよ。
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
何家食堂
+886 937 385 882https://t.co/qRdPWlnkws pic.twitter.com/5GccRj7utU
ビーチサンダル屋さん、水着屋さん。リゾート感であふれてる。妙にコンビニが多いのはビーチや宿で酒盛りする年輕人が多いからか? 欧米の観光客の姿が目立つ。 pic.twitter.com/QqkZfbsVTl
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
墾丁の中心街からさらにバスに乗り、最南端のある鵝鑾鼻燈塔へと向かう。貸しバイクだけじゃなくて免許の要らないアシスト付き自転車のレンタルもあると聞いていたけれど、見つけられなかった。
一眼レフカメラのシャッターが切れない(ミラーアップ撮影モードになっていた)問題で30分ほどロスしたけれど、とってもいい天気だ。普通に歩いているだけで汗ばむ。とはいえ風が強いのでそこまで不快感はない。
台湾最南端にたどりついた。天気はとってもいい。日差しは強いのだが暑くないのは風が強いからか。Googleマップの衛星写真のスクリーンショットをそのまま拡大印刷してる地図があって笑った。 pic.twitter.com/PFqe8gnFgQ
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
最南端のベンチにすわって、しばらくここで時間を過ごした。静かなタイミングもあれば、団体さんが嵐のようにやってきて怒涛の写真撮影が始まる時間もあった。ミニスカート阿姨軍団が今日の一等賞かな。 pic.twitter.com/JpeH641YXZ
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
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写真を撮ってくれとお願いされたのは、南投縣から来たのよ、南投は台湾で唯一海に面していない場所なの、と故郷紹介に熱心なおばさまグループだった。ちょっとだけ日本語ができる人もいた。みんな台湾大学の同窓生らしい。
何度も書いているけれど、台湾ではおじさんもおばさんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、観光地ではもうみんな本当に楽しそうに写真撮影している。
*
墾丁大街に戻ってくるとちょうど夕暮れどきだった。昼間は見かけなかった若い世代の旅行客であふれている。街全体がいつのまにか夜市になっている。
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
ちょっとだけ勉強するためにセブンイレブンに入ったら、ジュース類の一角(上段左から3番目)に混ざっちゃいけないものが混ざってた。 pic.twitter.com/6ZxnqmoiuM
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夕食は墾丁大街の大衆的なお店。滑蛋嫩蝦仁(130元)と炒空心菜(100元)に白飯(10元)と台灣啤酒(100元)をつけて340元=約1510円。大衆的とはいえザ観光地価格。
— u5505 (@u5505tainan) December 1, 2022
味は至って普通。外はとっても風が強くて、しかしこのお店はドアを開いたまんま。提灯がぐらんぐらん揺れている。 pic.twitter.com/wxdELRrPZu
机に向かっての勉強時間は1時間49分。さすがに秋休みまるまるサボるのは憚られるので、この旅は、できるだけ毎日HSK6級の単語集を1章ぶん消化しようという目標を掲げていた。