【台湾ぐるり旅】最南端・墾丁の陽気おばさま軍団
台湾の外周をぐるりまわる旅のことを、台湾の人々は「環島」と呼ぶらしい。
そんなこと聞いたら、自分だって環島したくなっちゃう。自然の成り行きで、秋休み後半は環島することにした。本来は自転車やバイクでまわってこその環島とのことだが、それはさすがに無理。今回は電車とバスを乗り継いだ。
一眼レフカメラで撮影した写真は「カメラ散歩」編としてまた後日アップします。まずは10日間にわたった私の環島を、当日の自分のツイートをもとに記録していく。
それでは今回は1日目。台南から南下して、台湾最南端の墾丁へ。
【2022/12/01の旅日記】
秋休みに環島しようと決めてはいたものの、忙しくて(というか面倒で)ちゃんとした計画は立てていなかった。
今回の旅程は世間的には平日というタイミングが中心だったので、電車もホテルも混まないだろうとの読みがあった。また、たまには当日朝のノリでその日どこに行くかを決めるような旅もいいよなあと思ったのである。子連れだと絶対そんなことできない。
まずは台南から電車に乗って南下。枋寮という駅をめざす。
枋寮から墾丁まではバス。特に書くことがないくらい、トラブルもなく到着した。まずはホステルにチェックインして荷物を置く。ドミトリー扱いだけどカプセルホテルみたいな狭い狭い半個室で、1泊680元。とはいえ液晶テレビがついている。
さて出かけよう。
墾丁の中心街からさらにバスに乗り、最南端のある鵝鑾鼻燈塔へと向かう。貸しバイクだけじゃなくて免許の要らないアシスト付き自転車のレンタルもあると聞いていたけれど、見つけられなかった。
一眼レフカメラのシャッターが切れない(ミラーアップ撮影モードになっていた)問題で30分ほどロスしたけれど、とってもいい天気だ。普通に歩いているだけで汗ばむ。とはいえ風が強いのでそこまで不快感はない。
写真を撮ってくれとお願いされたのは、南投縣から来たのよ、南投は台湾で唯一海に面していない場所なの、と故郷紹介に熱心なおばさまグループだった。ちょっとだけ日本語ができる人もいた。みんな台湾大学の同窓生らしい。
何度も書いているけれど、台湾ではおじさんもおばさんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、観光地ではもうみんな本当に楽しそうに写真撮影している。
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机に向かっての勉強時間は1時間49分。さすがに秋休みまるまるサボるのは憚られるので、この旅は、できるだけ毎日HSK6級の単語集を1章ぶん消化しようという目標を掲げていた。