台湾原住民村で見た トルコ人の強烈コミュ力
原住民村訪問の2日目は朝5時にめざまし時計をセットしてあった。せっかくだからいつもより少しだけ早起きして、この山あいの村を散歩しようと考えていたのだ。
(1日目の様子はこちら↓)
誰に会うわけでもなし、着替えもせず外に出た。東の空はまだ淡い藍色……かと思うとすぐに赤らんできた。こうやって眺めているだけですがすがしい気持ちになる。
小学校は集落自体からはちょっと離れたところにあったので、まずはその集落のほうを目指すことにする。誰も歩いていない。クルマも通らない。バイクすらいない。
そんなさわやかな朝散歩なんだけれど、こんなところまで来てもやはり選挙広告に目がいってしまう。
1時間半ほどあたりを歩き回った。
帰るころには学校の校庭はもうすっかり朝になっていた。もう起きている人もちらほらいて、前日の活動で使った教室の忘れ物チェックをしつつ、出発の支度をする。この日は小学生との交流こそないけれど、全員で原住民の文化や生活を体験できるプチツアーに参加することになっていた。
わたしは前日からの流れもあり、トルコ出身の3人のグループと一緒に歩くことに。
で、ここからはあんまり台湾とも原住民と関係ないのだが、このトルコ人たちとのおしゃべりがとっても楽しかったので、ツイートを再録。
原住民の村を2〜3時間歩き回ったあと、昨日の大型バスに乗り込んで、今度は台灣原住民族文化園區という公園を訪れた。わかりやすくいうと原住民テーマパーク。とてもじゃないけど歩いて回ることはできない広大な敷地で、遊覧バスに乗って移動した。
この公園でとにかく驚いたのが、このトルコ人たちの強烈すぎるコミュニケーション能力だ(原住民の展示も面白かったんだけど、それ以上に印象深い出来事だった)。
公園の東屋でテーブルに座ってランチしている70過ぎのローカルじいちゃんばあちゃん達がいて、そこにずかずかっと「一緒に食べましょう〜」って入っていけますか? わたしはどちらかというと人見知りということもあり、ひとりだったら絶対にこんなことできない。けどこれくらいの積極性があったほうが言語の上達には近道なんだろう。
このじいちゃんばあちゃんたちはお互いにしゃべるときは台湾語、こちらとしゃべるときは中国語と使い分けていた。10年前、20年前だったら、こういうところで出会うじいちゃんばあちゃんたちって日本語がしゃべれたんだろうな。お三方とも戦後生まれなのでもちろんそんなことはなく、しかしおかげさまで中国語のリスニングは鍛えられました。
【2022/10/23の日記】
朝から夕方までは前述の通り。18時頃に台南着、解散。
机に向かっての勉強時間はゼロ。