いた! 台湾「リサイクル可能ごみ」分類おじさん
以前も書いたけれど、台湾のゴミの分別はかなりアバウトで、大きく分けて「リサイクル可能ゴミ」「リサイクル不可能ゴミ」「生ゴミ」の3種類のみ。
このうち特に謎なのが「リサイクル可能ゴミ」で、プラスチックも瓶も缶も、すべて同じビニール袋に入れてゴミ収集車に投げ入れるのである。
これ、誰か後工程でその袋をあらためて開いて一つずつ分別しているの? そんな効率悪いこと、まさかしてるわけないよね? じゃあどうしてるの?
……というのが前回までの流れ。
ところが、分別している人がいたのである。しかもすごく身近に。
きっかけは近所を散歩していて見つけたかなり小規模なゴミ処理場。お気に入りの牛肉湯屋さんが最近100メートル先に引っ越したので、その余波で通りかかるようになった場所にある。
大きな文字で「資源回収」と書いてあるので、まさにリサイクル可能ゴミに関わるなにかしらの仕事をしていることがわかる。
そして怪訝な表情をされながらも観察していると、敷地内に置かれているビニール袋には飲食店の外帶(テイクアウト)用の容器や清涼飲料水の缶が無造作に一緒に入れられている。やっぱり処理している業者がいるんだ…
そして、この処理場の存在を意識するようになって、あることに気づいた。
もしかして、あのおじさんも業務委託ベースでリサイクル可能ゴミの分別をしていたんじゃないか……?
あのおじさんというのは、これまた近所の話で恐縮だが、朝も夜もゴミ袋をなにやら処理しているおじさんである。
見かけるといつもいつもゴミ袋をなにか触っているので、本当に本当に失礼な話、いわゆる「ゴミ屋敷」の住人で、ちょっと認知症も始まっていて、ご自身の生活で出たゴミを永遠にいじり続けている人なのだと勝手に思っていた(本当にすみません)。
が、あらためて観察してみると、いじっているゴミは毎日違う。つまり、これは推論ベースだけれど、産廃業者の下請けとして業務請負してリサイクルゴミの分別をしているのである。
日本だったらプラスチックはプラスチック、瓶は瓶、缶は缶(しかもアルミとプラスチックは別)として、消費者が捨てる時点で分別してあるだろうに、台湾では消費者が楽をできるぶん、こういう非効率があるんだな。
けど非効率があるぶんこういう人たちが仕事にありつけるのだな。いろいろ考えさせられるのである。
【2023/01/08の日記】
机に向かっての勉強時間はゼロ。