富裕層がしかけて富裕層が勝利する階級闘争
前回、オーウェン・ジョーンズ著の「チャヴ 弱者を敵視する社会」という本を紹介しました。
80年代に英首相だったサッチャーさんの改革の目的が、労働者階級の力を削ぎ、個人か起業家の集合体に置き換えて、自己利益追求のために競わせること(!)だったそうで、「これほど短期間に製造業が一掃された例はない」という製造業駆逐の結果、中流と呼ばれる人たちでも300万円くらいの年収しかない、格差が大きな国ができあがり、労働者階級はチャヴという蔑視の言葉で呼ばれ、人格に欠陥があると見なされ、人々か