金地院
京都の南禅寺は紅葉で有名な寺。
あと、三門が有名。
そして水路閣が有名。
以前一度来たことがあって、その時はその有名な辺りをささっと見ただけだったので、もうちょっとその周辺をちゃんと見てみようか、というのが今回の目当て。
幾つか見て回った中で、一番気に入ったのが金地院(こんちいん)というところ。
入場料を払って、まず小さな門をくぐる。
その先に池がある。
その池を回り込むような形で上り坂を上がっていくと鳥居があり、
その先に東照宮がある。
東照宮の横を抜け、そこから下って本堂へ(本堂の写真は撮っていなかった)。
ここの庭が有名らしい。
本堂の縁に座ってしばらくぼーっとする。
本堂の中に茶室「八窓席」があり、また長谷川等伯の「老松図」「猿猴捉月図」を見ることができる。
この「八窓席」や「猿猴捉月図」を見物するには、特別拝観といって基本的には事前の申し込みが必要らしいのだが、おそらく申し込み人数に余裕があったのと、ちょうど良い時間だったのだろう、ふらっと入ったのに見ることができてラッキーだった。
ちなみにこの特別拝観の部分は撮影不可。
係の人がいろいろと説明してくれて、それを聞きながら見て回る。
自分の好きなペースで勝手にぶらぶらしたい方なので、本来はこんなふうに説明されながら見るのは苦手なのだが、人数も少なくて(全部で6人だった)、へー、そうなんだ、ということも色々あって、こういうのもたまにはいいか、という気になった。
お茶室のことなんて何もわからないし、長谷川等伯にしても「ああ、なんか松林の絵が有名な人ね、見たことないけど」といった程度なので、豚に真珠、という感じだが、
せっかくなので今後は、
「八窓席っていうけど実際は窓は六つしかないんだよね」
とか、
「長谷川等伯はテナガザルなんて見たことがなかったから中国の絵を参考にして書いたんだよね」
などなど、積極的に知ったかぶりをしていきたい。
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