米への情熱ゆえの出来事
食べることは私の中で優先順位が大変高い。
人生であと何回食べられるだろうか、なんて考えるし、帰省した時は朝食を食べた直後に「晩御飯なに?」と母に聞いて大変嫌がられる。
数年前のある出来事。
しばらく行ってなかった近所の唐揚げ専門店に久しぶりに行ったときのこと。
それはまだ夜の7時半すぎぐらいの時間で、閉店時間までにはけっこう余裕があった。持ち帰り用の小窓から声をかけると店の人がなにやら落ち着かない様子。
弁当をオーダーしたところすまなさそうに
「すいません。ご飯がなくなりまして。」と言う。
こっちはもう弁当買う気満々でまだ遅い時間でもなかったのに米を切らしているという事実が信じられなくて、聞いた直後に私が発したのは隣の店にも聞こえるんじゃないかという「はぁあああ??」という声。
オロオロした店員さんにかまわず「米ないの?!」って追い討ちをかける私…まさかそんな激しい反応が返ってくるなんて、今思えば店員さんも災難だったはず。
で、何週間かあいて次にその店に行って弁当を頼んだ。
オーダーを受けた店員さんがまず背後の店員さんを振り返り、背後の店員さんが炊飯器をあけて米の残量を確認して無言で頷き、そして正式にオーダー受領という流れ…え、まさか前回の一件を覚えててこんなに慎重に対応してくるのか?マジか?と思いつつ、気のせいだと思うことにした。
そして後日。
普通にオーダーして10分ほど待って受け取った後、
「いつもありがとうございます」って。
やっぱり、覚えられてたのね。笑笑
いつぞやは情熱のままに詰め寄ってすんませんでした🙏