同じ穴のムジナ

案外、自分も他の人も皆ひどい。

他人を論じたり評する時に、
ココは良くないよと欠点を
考えたり直接指摘することもある。
特に、指摘を受ける側の時に、
反発したい状況で、

何で言われなくちゃいかんのか、
それは違う、
アンタの着眼点がおかしい、
言い方が雑、
もうとにかく腹立つ、
いっそアンタが狂ってる

と、考えがちだ。特に自分は、
でも、これって、もう主観的な
捉え方しか出来なくて、
相手側にとってみたら、
こちらの至らない点とか
不備や瑕疵があるんだ。
相手の論理は必ず
内包されているはずで、
完全な悪人でもないし、
腐ってもヒトだ。

正しいことを言っていても、
何か余計な一言だったり
変な言い回しとか
ねちっこい感じや言い方ってあるし、
態度とか接し方や対し方すら
異様に見える時や
ぶっちゃけアホだろ、って時はある。
しかし、ここで、
この人はマトモなことを言わん
としているだろうに、
残念だなと思うのではなく、
この雑さは持病みたいなもので、
どうしようもなく偏屈な部分という
天性のものに対して、
こっちがケチを付けるのは
殆ど無意味だなと考えるのが気が楽だ。

どうして、この人はクソ野郎なんだ、
と思っても、しょうがないんだ。
そんなのはゴロゴロ沸いているし、
今は自分が受け取り感じさせ
られているけど、正になりたくない像を
目の前にしている自分自身、
立場逆転して他の誰かに
してしまっていることもあるはずだ、
生きていれば歩いていれば
石に躓く感覚で、たまに
ポンポン出しちまってるに違いない。

こんな美しくない摩擦熱
みたいなモンは、誰しも抱えていて、
一々目くじらを立てるのが
馬鹿らしい阿呆らしいという話に
持っていって、自己納得するのが
丁度良い。真に受けて
自虐ループにハマるのが
一番惜しい勿体ない。

可哀想な人の訴えを
取捨選択するかはこちらが
主導権を握るのだから、さあ、
このバトルの最中での
コントロールすらして
やって見せようではないか。
醜くてアホな
エゴイスティックな主張には、
それを上回る自尊心で
返り討ちしてやろう。

バカな要求や文句もほどほどにしよう。
相手にする時は華麗にかわして、
自分自身は誰かに
そんなことして迷惑かける
困ったさんにはならない、
絶対にだ。

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