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突破なるか &レビュー 日本VSウルグアイin コパアメリカ2019(3789字)

常に先行した2-2しかし
VIP対応?
コーナーからカウンター
ウルグアイ2点目はコーナー
ウルグアイは正直か
正直寄りでも狡猾さは上か
欲張りなプレーエリア
W杯なら敗退濃厚
交代策には依然疑問符
得点シーン
残るはCグループ最終節

常に先行した2-2しかし
引き分けに逃れたなという、
結果と数字だけ見れば、
助かったな
ラッキーだったなと、
90分を終えての
率直な印象。
これまで各チームの
ゲームを幾らか観てきて、
前半は静かめに
様子見したり
オープンワイドなのが
ラテン気質なのか、
そこでチリ戦の
二の舞を演じることなく、
先制できたことは
望外でありながら、
自信と余裕を生んだ。
しかし、2回のリードを
それぞれ10分以上も守れず、
2-2からの追い上げや
猛攻を何とか
食い止めたかった。
点を取り合うのか、
リードを広げるのか、
手堅く守るのか、
敗れたチリの巧みな
運びを見習って、
カウンターを繰り出して
トドメを刺すべきか、
また難題が与えられた。

VIP対応?
縦パスが入って前向いて
抜き切らなくて
クロスなりシュートを
選択して相手ゴールを
脅かすことが出来たのが
前半は多かった。
しかし、後半は
特に2失点目からは
ウルグアイ守備網のレベルが
一段引き上げられたのか。
後半開始直後は
1on1ブロックで
シュートも打てない、
中島には2人以上、
中島シフトを
用意してきたのか。
昨年の親善試合も
焼き付いていたのか、
この試合での
要注意人物に挙がったのか、
外に外に最低
左足フィニッシュに
という徹底は
前半から相変わらず。

コーナーからカウンター
コーナーからのカウンターは
嫌なシーンを想起させる。
ウルグアイもシュートを
枠内に収めて脅かすなど、
カウンターで一発の
危険を示してくる。
日本コーナーがあまり
日本のチャンスに
なっていなかったり、
チャンスであるはずが
シュートで締めるに至らず、
非常に芳しくない。

ウルグアイ2点目はコーナー
マークが甘いとか、
冨安ならば仕方ないとも、
これも擁護論も批判も
噴出必至だが、
カバーニとスアレスだけが
仕事するわけでも
ないのであって、
チリ戦に引き続いての
セットプレーでの失点を、
今後どう防ぐか、
CKもFKも多かった中で
たった1発やられただけ
とは言うものの、
多く与えたこと、
球際の対応、
どこも少しずつ、
ウルグアイ戦からも
改善するしかなかろう。

ウルグアイは正直か
近距離または
ゴール付近でのフリックや
カウンターの起点になる
一発目のトップへの
ボールを位置関係や距離感、
エリアによって
縦なのか裏なのか、
これも約束事がいるし、
どこで待つのか
どう動くのか、
メンバーが固まり切らない
急造チームとは言え、
スタメン間で少しでも
策を用意しておけば
というのは見受けられたし、
近くでも
近過ぎない
ところでも欲しい。
ウルグアイは
トリッキーな連係や
サインプレーは
頻出してこなかったが、
個の力から必ず
シュートまで持ち込むわ、
どれも強襲する
インパクトあるキックだわ、
危険極まりない攻撃だった。
チリの様に、
練りに練った
阿吽の呼吸を手に入れたい。

正直寄りでも狡猾さは上か
ルーズボールや
ボックス近くでの、
相手のプレーを利用した
ファウルの取り方、
ファウルをもぎ取る
奪い取ることで、
相手の圧力をマトモに
機能させないところも
足されれば、かなり
楽に戦うことができる。
スライディングや
出してきた足をボールに
触らせない且つ
引っ掛けさせられれば、
時間も敵メンタルも
利用できる。
ウルグアイは
少しの接触でも
誘発するシーンもあり、
巧者ぶりを
圧倒的に見せ付けてきた。
ファウルでチャンスを得たり
ピンチを防ぎもした。
日本には承服しかねる
VAR発動と未使用。
後半開始から強度を上げるも、
ファウルか紙一重のところで、
ウルグアイがファウルの
日本ボールというシーンが
かなり少なくなって、
2失点目と中島PKならずなどが、
ウルグアイには猛攻および
堅守のリズム感に寄与した。
勿論、日本の
途中交代選手起用策の
効果の薄さも、
ウルグアイを助けて
しまった点は否めまい。

欲張りなプレーエリア
カバーニは中盤まで
降りてきてボールキープで
受け手のオプション、
時に
ディフェンスラインまで帰陣。
シュートブロックにまで
及ぼうかというところまで、
まあ献身的にプレーして、
コントロールミスがあって
あわやピンチを迎えた、
その直後には
カウンター裏一発で
GKとの1対1の
ビッグチャンスを迎えている。

W杯なら敗退濃厚
現時点で勝ち点1、
ウルグアイに引き分けても
1しか貰えないのであって、
やはりチリからも
1点でも3点でも、
このウルグアイ戦でも
勝利は勿論欲しかった。
しかし、コパアメリカは
3位通過の目がある。
そして、W杯ロシア大会では
勝ち点4で最後の決め手は
フェアプレーポイントだった。
何れにせよ、
最終節エクアドル戦では
勝つ他にブラジル遠征を
これ以上楽しめない。
大会からノックアウトせずに、
フロックでも番狂わせでも
演じられるか、
敗北しなかったことが、
視界を非常に明るくした。
勿論、勝ちを逃したことを
悔いることも必定。

交代策には依然疑問符
交代カード切りのタイミングは
効果的ではない印象が濃い。
得点直後に
守備強化でもないし、
失点直後に
攻撃陣投入でもないし、
2枚の上田、久保のカードは
どれだけボールに
触れておくかが、
彼らの持ち味を
活かすかの鍵であるかは、
コーチ陣もご存知の筈だが、
いかんせん、縦パスが
通りにくくなっている
ところでパスを引き出す狙いは、
窮状を好転するに至らず、
久保は誰がどう見ても、
如何にしてコントロールして
チャンスメイクして、
チャンスにも顔を出したり
自ら仕掛ける、
ボールを持って生きる
タイプにもかかわらず、
これでは良さも順応も望める
プレータイムではなかった。
交代選手で点を決めるのか、
落ち着かせるのか、
守備固めなのか、
時間帯も含め意図が
掴みづらい交代で、
分かりやすさは
個人的には無かった。

得点シーン
自陣から
時間と手数をかけずに、
スローインから
その前のコーナーキックを
クリアしてという
流れから見ても、
ウルグアイの最終ラインが
高い状態から、すぐに
柴崎から三好に
フィードを供給して、
広大なスペースからの
1対1をハーフウェイを
越えたあたりから、
助走距離を長く
取れたかに見えるように、
充分なスピードを伴わせて
コントロールも自在に
操ることができた状態で、
ペナルティエリアに
仕掛けていくことが出来て、
まるでカウンターという
中盤をすっ飛ばして
敵陣深くに攻め入ることが
出来たのが殆どではないか。
勿論、クロスに合わせる枚数が
三好の突破の
カバーをさせなかったこと、
クロスかシュートで
GKニア脇を突くアイデア、
この2つも
大切なポイントだろう。
2点目は、
これもロングカウンター
と言っても良いのではないか。
右中から左へ、
左でシンプルに杉岡と中島の
ワンツーから杉岡のクロス。
中島の突っ掛けが的を
絞らせなかったことで、
数コンマでも注意を
引き付けたことで、杉岡は
一瞬フリーでクロスを
上げるスペースを確保。
枚数が揃うも、
フィニッシャーへ
マークする1枚を動かし
GKもクリアへ釣り出す
クロス供給から
こぼれ球が生まれた。
ニアとセカンドに対して
ボックス内のウルグアイは
倍以上の人数を揃えるも、
ここでも、
スピード豊かにプレーして、
空いた又は開けたスペースで
こぼれ球に反応して
流し込んだ冷静さが光った。

残るはCグループ最終節
チリ戦の4失点か、
ウルグアイ戦の2失点か、
敗北と引き分けに
泣く可能性もあるし、
1点も許さない試合運びや
リスクマネジメント、
負けゲームを
引き分けに持ち込むこと、
勝ちゲームを逃したこと、
そのツケを敗退で
払わされることになるのか、
エクアドル戦で
好結果を出せるか、
他2グループの
3位2チームにとっても、
重要なゲームを
日本サポーターとして
応援と期待をかけるしかない。
エクアドルは2連敗、
2戦連続レッドカードを
受けてもいるなど、
必ずしもメンタル的に順調
というわけではないようだが、
招待参加国に負けられる
ホスト大陸国などあるか、
彼らも3位進出を諦めずに、
プライドを持って臨むはず。
2連敗も1戦目よりは
2戦目とスコアを見ても
明るい点はあるエクアドル。
日本は
エクアドルよりは良いのか、
チリ戦で落ちた中で
良いリアクションを
ウルグアイ戦で見せて、
エクアドルを侮ることなく
且つアクションを起こして、
ウルグアイ戦以上に、
得点を挙げて失点を抑えて
パーフェクトなゲームにできるか、
日本がウルグアイや
チリに浴びた猛攻を、
日本がエクアドルに
喰らわせて、確りと
得点に結び付けて、
ウルグアイ戦同様、
常に先行して浮つかずに
プレー出来るか、
どんな11人が
ピッチ上で表現してくれるか
楽しみにしよう。

私観
内容的にはこれまでの
2戦とも大差なくも見える。
しかし、
0-4と2-2では
天と地ほどに異なる。
悪かった色々から
すごくポジティヴに
オセロみたいに形成大逆転
と言えば、アジア杯の
準決勝前とイラン戦後か。
アジアナンバーワンと
目していた難敵イランから
3-0の快勝だから
その後の慢心は
仕方ないのか。
エクアドルを侮ることなく
そして一番は驕ることなく
自惚れることなく
流れにも合わせて
攻守をコントロールしたり
バランスを柔軟に可変して
敵のシステムや奇策にも
対応できるか。
勝たなくてはならない
そして、勝ちさえすれば
良いという
頗るシンプルな状況の中、
狙い通り勝利できるか。
このまたとない
チャンスorピンチを
突き抜けたい。

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