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日記:2022/12/15 マンガ!
ラジオ番組の収録。
放送は18日(日)17時〜、「クリスマス・ソング特集」です。
今の自分が作り得る最高傑作だと自画自賛。
まぁ気持ちだけは毎回そのぐらいのつもりで臨んでいます。
また、そうでも思わないと続けられません。
図書館に寄って、気になる本を手に取ってパラパラとめくる。
特に入り込んでしまったのが『Manga マンガ!大英博物館マンガ展図録』。
かねがね、日本が世界に誇れる文化・芸術の一つに漫画があると思っているのですが、少なくともイギリスにもそのような観点があるようですね。
手塚治虫はもちろん言及されていますし、かなり最近の作家から、江戸時代の絵師など源流と考えられるものまで、図版や解説が充実しています。
河鍋暁斎の描く絵も本当に楽しいし(特に蛙が表情豊かで可愛い)、自分の世代で影響を受けてない人はいないであろう井上雄彦『SLAM DUNK』の一番良いシーンの原画も収録(そう言えば今、映画が公開している…)。
萩尾望都や諸星大二郎の短編にホロリとし、痛切に感じ入る。
「鳥獣戯画」にキャラを借りた、こうの史代『ギガタウン 漫符図譜』に笑わせてもらう。
などなど、展覧会の図録とは言え、かなり読み応えあります。
漫画について、我々はもっと語る必要がありますね。
自分にとってのベスト50作とか、棚卸しつつ振り返りつつリスト化しても面白いかもしれない。やはりここでも古い作品ばかりになるとは思いますが…。
それと結論だけ書くと、自分が人生の中で最も影響を受けているのは、U2でもビートルズでもボブ・ディランでもなく、ましてやモンティ・パイソンでもなく、フリッツ・ラングやジャック・リヴェットでもなく、フランツ・カフカやフィリップ・K・ディックでもなく、養老孟司氏やピーター・バラカン氏でも実はなく、本当は藤子・F・不二雄なのです。それから自分の細胞レベルまで深く染み込んでいるのは長谷川町子だなと、改めて。
それらの理由についても熱く書き散らしたいところ。
この辺りも追々、もう少し丁寧に書いていければと思います。ちゃんと時間作って。
ではまた明日。