2023年間ベストアルバム10
ということで、ここでは私自身の選んだ年間ベストアルバムを10枚、改めて記しておきます。
すでに評価も名声も獲得して久しい人よりかは、これから伸びて広く知られていくであろう逸材を優先させています。
また、今年も興味がそそられる復刻盤が多数出ましたが、それぞれ物量も多く、現実的に聴き込む時間と手間を取ることができませんでした。
以上を鑑み、あくまで私が出会うことのできた範囲から、良し悪しというより好き嫌いの基準で、新録音から選出してあります。
女性音楽家が多いのはここ4~5年の傾向で、自分のラジオ番組では毎週、女性と男性の比率が5:5になるよう意識して曲をかけています。
そうではありますが結果として、「良いな」と感じる新作があって、誰の作品なのかな?と見てみたらたまたま女性だった、という場合がほとんどです。
特に順位はなく、ABC順です。
繰り返すようですが、音楽に優劣はなく、ただ単にその人の好き嫌いがあるだけだとも思っています。
折を見て各作品の短い紹介文など追記するかもしれませんが、ひとまずリストだけ作っておきます。
2023 best albums 10
Meg Baird『Furling』
Hiss Golden Messenger『Jump for Joy』
Kacey Johansing『Year Away』
Büşra Kayıkçı『Places』
Sofia Kourtesis『Madres』
Mitski『The Land Is Inhospitable And So Are We』
Cleo Sol『Heaven』
Emiliana Torrini & The Colorist Orchestra『Racing the Storm』
Cinder Well『Cadence』
Jess Williamson『Time Ain't Accidental』
次点
すでに過去作を年間ベストに選んでいる人や、あと一歩、で惜しくも今回は外した候補作です。
内容が劣っているわけでは全くなく、どれもベスト10枚に入れるに十分な力作で、単なる巡り合わせとも言えます。
Brandy Clark『Brandy Clark』
Eydis Evensen『The Light』
Catrin Finch & Aoife Ní Bhrain『Double You』
Hack-Poets Guild『Blackletter Garland』
Hanakiv『Goodbyes』
Susanne Sundfør『blómi』
Jenny Owen Youngs『Avalanche』