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【音楽】Oval : Ovalprocess

<2008年07月27日の手記より>

あれから時間が経って、あらためて聴いてみたら、すごくよかったから思わず書き改めたくなりました。

誰かが言ってたきがするけど、たしかにワビサビがある感じがします。ギリギリに力を加えているときの、今にも「バチッ!!」と切れて壊れてしまいそうなフルフル感に哀愁を感じまくる。クローム色の壊れやすい金属的感触に線香花火の落ちる寸前的刹那感が加わったような。

なんで気付かなかったんやろう・・・このよさに。

2006年に書いたときは、音にたいしてまだ壁をつくっていたのかもなぁ。ryoji ikedaとは、また違った”音”の素晴らしさに気付けました。

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(2006年6月のレビュー)
え~、私には時期尚早でした。まだ、これ聴いてずっと楽しい気分でいられるほど変態ではありませんでした。くやしい。

それでも、これまでの経験上から狭き門を持つヤツ(万人を受け入れない、オトトイきやがれっ!!ってな姿勢の硬派なやつら)ほど、後々どっぷりたぷんたぷんにハマルことが判明してきたので…出直します。

音楽変態度を検定したい方にお薦めです。(注:聴いてて楽しいかどうかという点においてのみであり、音楽の製作方法に革命をもたらしたマーカス・ポップ氏の偉業を軽視しているわけではありません)

※ 個人的には 06:30 くらいまで我慢するとワビサビ感が溢れてきて、08:00 あたりからは解放感を得られる気がします。15:50~も、ノイズとメロディーのコントラストが美しいです。アルバム通して、頭で考えず、飛んでくる音の粒子に身をゆだねてみてください(無理は禁物)

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