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#171 書くチカラ、欲しい。


ひそかにあたためて、書きたいことが心の中でだんだんふくらみ、内圧の高まるのをじっと待つ。

文章力—かくチカラ/著:外山滋比古


そうそう、こういうの待ってました。


文章のことを知りたい

「思考の整理学」といえば…💁

Discover21から逃げられない…


この人の文章は、とても読みやすい。例えも分かりやすい。高級なミネラルウォーターを飲んだときに似ている。スーッと入ってきて、体と同化していく感じ。


料理と文章は似ている

料理で、いちばん大切なのは、おいしい、ということである。いくら栄養があっても、うまくなくては落第。つい食べ過ぎてしまうようなものが、上手な料理というものである。もうやめておきたいと思いながら、つい、もうすこし、もうすこし、と後を引くようなご馳走を作るのが本当の名コックだ。 文章もその通り。

同上


そう。太るから食べない、とかそういうんじゃない。人生を楽しむために、一食一食を無駄にしたくない。本心は、適当に食べたくない。でもコンビニで適当に済ましちゃう自分がいる。そんな行動を堂々と許しちゃう自分もいる。俺は自分に甘いんじゃない。何でも享受できてしまう。心が広いだけなのだ。



大事なのは、やはり味か

いくら、りっぱなことが書いてあっても、三行読んだら、あとはごめん、と読者が思うようなのではしかたがない。先、先が読みたくなって、気がついてみたらもう終っていた。ああ、おもしろかった。こういう文章ならいくら読んでもいい。そういう気持を与えたら名文と言ってよい。

同上


ついつい食べすぎちゃった。だっておいしいんだもん…みたいな話か。文章だって、おもしろくないと読みたくない。

なのに、それを作る側になったら一気に難しくなるのはナンデなんだ!あぁ!


推進力が大切

自転車は速く走れば走るほど倒れにくい。ゆっくり走れば走るほど、安定しにくく倒れやすい。はじめはそのことがわからず、苦労する。 読む場合も似たことが起こる。不自然にゆっくり読むからわかりにくい。思い切って速く読むと、かえってよくわかる。

同上


チャリに例える。たしかにそうかもしれない。
noteは、サッササッサ読む。おもしろい文章はあっという間に読んでしまう。そして、すかさずフォローしてしまう。下手すりゃ、その人の一番最初の投稿から、鬼のようにスキをつけてしまう。


同様のことが書くのにも言える。書くのはたいへんだ、あまり上手でない、そう思っている人は、時間をかけてゆっくり、ていねいに書こうとする。時間をかければかけるほど、いいものが書けるように考えがちである。これがかえってあだになる。

同上


やべぇ。時間かけりゃあイイってもんでもないのか。書くときもサーっと書いてみるか。たしかに、よく書けたなと思う文章って、流れるように書いた結果だった…かもしれない。