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日本酒が美味しいレストランを探して

今日はすでにワインをだいぶ飲んで酔っているので、明日になってこのnoteを消したらすみません。

日本酒が合う料理を出すレストランが少ない、という話を少し聞いて思ったことをつらつら書いてみます。

日本酒がレストランで出てこないのにはいくつか理由があります。

①フレンチやイタリアンで日本酒を出すのが受けない
②サービスマンがそもそも日本酒の知識を持たない
③料理が合わない

③は些末な問題でしょう。合わないなら合わせなくていい。
料理とお酒が互いに歩み寄ってテーブルが完成するのが最高ってのは同意します。いい食材から美味し料理を思いついたらそれに合うお酒を考えてほしいし、すっごい美味しい酒があればそれに合わせた料理をするのも良い。

日本酒の熟成酒という分野は上質な白ワインのようにコクのある味わいとの相性が抜群です。たとえばフォアグラとすごく合う。先日、塩谷舞さんが、奈良で奈良漬けとフォアグラを合わせたのがすごく美味しかったと話してましたが、あれはフォアグラに会うソーテルヌとか、濃い白ワインからの連想だと思います。

最高の日本酒セレクトに最高の料理というのは、表と裏、料理人とサービスが最高の能力を持って、一緒に働けている奇跡の元でしか生まれない。もしくは、どちらかが相手の分野においても最高の知見を持ってお店のすべてをコントロールしている場合に限ります。

正直、そんな才能はほとんどいない。

あぁ、天天厨房のシェフはすばらしかったな…
でもそうやって思い出せるくらい多くない。

幸い僕はフランスに住んでいるので、才能あるシェフと、それに合わせるワインのストックを持つソムリエのコンビを楽しむ機会がある。

日本において、才能ある料理人とそれに合わせる日本酒のストックを持つ利き酒師、という組み合わせがあったかな…うーん、思い出せない。

また好きな人を上げちゃうけど代々木公園sioでのマリアージュはすごいファンタスティックだったけど、ワインを選ぶ人と、シェフのパワーバランスを調整しないと、互いに最高という到達点には達しづらい。

互いにぎりぎりに線を責めて快感、のような点に達するには、場を支配する人のコントロール力が問われる。それはどの分野でも同じだろうけど…

日本酒が、より高い逸品として拡がるには、それを楽しませられるホールスタッフというか、ソムリエのような存在が不可欠じゃないかな

そして日本ではいまだ「お客さんが神様」であり「お客さんが癌」なので日本酒を出すフレンチよりもわかりやすい方がいいし「え?熟成酒じゃなくってモンラッシェ出そうよー!」とか言うおっさんが出かねない。

そのあたりは料理人とサービススタッフによるお客さんの教育なのかな…

と思った日曜夜九時のパリ ほろ酔い。失礼しました

パリで最高のマリアージュだとVirtusかな。忘れられない。


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