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20代のエンディングノート


特に病気も、怪我も、死ぬ予定も無いが
今からエンディングノートを書こうと思う。

きっかけは、会社を契約満了で退職し
結婚を機に住む場所を変えるための待機期間、
要はニートの状態を過ごしている中で、
嫌と言うほど、あれこれ考える時間が増えたから。

もし今この世から急に消えてしまったら、
残された人たちに、私は私の何を残しておくべきなんだろうとふと思ったのだ。

人間がいつ、この世を去る事になるかは
誰も予想がつかないことだからこそ、大切な人に向けて、今の感謝や思いを残していきたい。そんなことを漠然と考えているうちに、【エンディングノート】を書いてみようと思ったのだ。


項目は大したものは無い。

・携帯のパスワードや契約内容
・通帳の暗証番号や保管場所
・貯金の使い道
・亡くなったことを知らせてほしい人
・親と婚約者と友人へのメッセージ

詳しい書き方は調べれば出てくるが
一旦私が書きたいことを書いてみようと思う。

これを書いていて一番感じたことは、
メッセージを書きたい人が思っていたより多いこと。そして、その人たちへ伝えたい想いが多いことへの感謝と幸福感だった。

もっともっと普段から感謝や想いを伝えるべきなんじゃないかと反省や後悔をすることも出来た。

亡くなった後、どうなるのかは分からない。
想いが残るのか、皆んなを空から見れるのか、全くなにも無いのか、地獄や天国に行くのか。

でも、伝えていない想いを残したまま成仏できる気がしないし、逆だったら亡くなった相手が自分に対して何を思っていたか分からないのも悲しい。

私が今回、エンディングノートを書くことで
改めて自分に向き合うこと、そして生きてる時間を使って感謝や想いを相手に直接伝えることの大切さ、残された人へ意思を残す難しさを学んだ気がする。

自分と周りを振り返るきっかけとして、
毎年更新しながらエンディングノートを作って
行こうと思う。

もし長生きができたら、
私の歴史として大切に振り返られることも
楽しみにしながら、続けていきたい。

そして、子供や孫、友人など
ノートに書ききれないほど大切な人が増えていくことも少し願いながら言葉を紡いで行こうと思う。

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