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値段の付け方「プライシング」の注意点

同タイトルのYouTubeもご覧ください(2分14秒で観れます)↓

先日、農家さんの団体の営業担当の方とお話をしました。

自分たちで作った農産物を加工して商品を作り販売しておられる団体さんでした。

その商品の上代は500円で、近所の産直市場さんや道の駅さんなど3箇所で販売されているとのことでした。

その話を聞いた瞬間、おそらく原価率が高いのだろうなと感じお聞きすると、予感は的中しました。


今回はその商品の販路を全国に広げたいとのご相談でしたので、想定しておくべき掛率をお伝えすると、驚いておられました。

原価率を聞いて私が計算すると、適度な上代は1,000円であることがわかりました。


近所の産直市場さんや道の駅さんでの販売は、だいたい委託販売で、掛率も緩めの所が多いです。

その掛率を基準にして上代設定をすると、全国に販路を広げることが難しくなります。

逆に全国でも通用する掛率を知った上で上代設定をしておけば、緩い掛率の販売店さんにも対応でき、売れればより太い利益を確保できることとなります。

今回の例で言えば、最初から上代1,000円の設定であれば良かったということになります。


この団体さんとのお話の落とし所は、パッケージをリニューアルして高級感を持たせて、高めの上代設定で高級ホテルなどに提案できる商品を作りましょうとのことになりました。

当社は商品のデザインもプロデュースも全てワンストップでお受けしますので、そのご提案を後日することになりました。

同類商品が高級ホテルにてどんなデザインでいくらで売られているのかを調査するところから入っていきます。

同タイトルのstand.fmもお聴きください(2分15秒で聴けます)↓

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