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東京都立小石川中等教育学校の2024年度国語入試|本の紹介

東京都立小石川中等教育学校の2024年度国語入試で使用された本と
著者、他の作品を紹介します!


東 直子「レモン石鹼泡立てる (散文の時間)」

共和国 (2022/10/31)


内容紹介


本のなかの世界は、永遠だ。――多忙な日々のかたわらにある本、大好きな作家や歌人たち、そして旅の思い出。なつかしい風景がよみがえる、待望の書評&エッセイ集。

「好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に、妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答は簡単。自分が変わったからである。本の中身は変わらないのだから。 年月が過ぎれば自分をとりまく環境や状況がどんどん変わり、身体は年を取っていく。いやおうなく。でも、一度まとめられた本の中の世界は、ぴたりと閉じれば固い表紙に守られて、ずっと変わらない。書いた人が、読んだ人が、どんなに変わっても、たとえこの世にいなくなったとしても、どんなに時代が移り変わっても、本の中の世界は、永遠だ」 ――本文より

https://twililight.stores.jp/items/635dff31f5197343c15624ae

著者紹介

東直子
1963年、広島県生まれ。歌人、作家。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』『十階』などがある。

1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞受賞。2006年に初の小説『長崎くんの指』を出版し、『とりつくしま』『さようなら窓』『薬屋のタバサ』『晴れ女の耳』『階段にパレット』などの小説作品がある。2016年には『いとの森の家』で第三一回坪田譲治文学賞を受賞。

エッセイ集『愛のうた』、『一緒に生きる』、歌書『短歌の詰め合わせ』、『短歌の時間』、穂村弘との共著『短歌遠足帖』、絵本『あめ ぽぽぽ』(絵・木内達朗)、『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)など著書多数。

著者の他の本

「短歌はじめました。 百万人の短歌入門」
沢田 康彦、穂村 弘、東 直子
KADOKAWA (2013/5/15)

主宰・沢田の元に集まった主婦、漫画家、女優、プロレスラー達の自由奔放な短歌に、エッセイでも人気の歌人・穂村弘と、短歌の神が宿る東直子が、愛ある評価とコメントをつけた。楽しいコトバの世界へ出かけよう!※本作品は紙版の書籍から挿絵あまたは文章の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

「とりつくしま」
筑摩書房 (2011/5/10)

死んだあなたに「とりつくしま係」が問いかける。この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。そうして母は息子のロージンバッグに、娘は母の補聴器に、夫は妻の日記になった……。すでに失われた人生がフラッシュバックのように現れる珠玉の短篇小説集。


藤田真一「俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶」

岩波書店 (2021/9/21)

内容紹介

古典を知ったら、俳句がますますおもしろくなる! 今につながる俳句400年の歴史、その流れをつくった江戸の三俳人は、それぞれ伝統を大切にしながら、つねに新しい表現に挑戦しました。個性ゆたかな俳人たちはどのように生き、何をめざしたのでしょうか? 名句、名言、そして俳句のこころをたっぷり味わえる一冊です。

著者紹介

藤田真一(ふじた しんいち)
1949年、京都市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。学問の道に進もうとしたとき、古典俳諧の研究を志した。とくに京都ゆかりの「蕪村」の魅力にひかれ、画・俳にわたるさまざまな課題に取り組み、そのかたわら、芭蕉や一茶などへと関心を広めた。以来、一句一句をじっくり味わうたのしみは、今もって尽きることがない。著書に、『蕪村 俳諧遊心』(若草書房)、『風呂で読む蕪村』(世界思想社、後に河出文庫より『蕪村の名句を読む』と改題)、『蕪村』(岩波新書)、『蕪村余響──そののちいまだ年くれず』(岩波書店)、編書に、『蕪村文集』(岩波文庫)、共編著に、『蕪村全句集』(おうふう)、『蕪村書簡集』(岩波文庫)、『別冊太陽 与謝蕪村』(平凡社)など。

著者の他の本

「蕪村」
岩波書店; 第一版 (2000/12/20)

「菜の花や月は東に日は西に」「春の海終日のたりのたり哉」など,親しまれ続ける名句を生んだ蕪村.画業にも秀でた才人であった彼の「詩」を貫いていたものは何か.「芭蕉再評価」の時代にあった蕪村の位置を一門の様子を交えて明らかにし,近代以後の受容も追いながら,真の魅力を綿密な構想力と自由な創意に着目して解読する

「与謝蕪村・小林一茶」
新潮社 (1991/3/1)

絵をかくように句をよんで、自由な遊び心あふれる美の快楽主義者、与謝蕪村。愛しつつも反発した故郷に根ざし、息をするように句を吐き続けた小林一茶。

https://www.shinchosha.co.jp/book/620721/

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