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資本政策分析:株式会社アカツキ

2016年3月17日に東証マザーズに上場予定の株式会社アカツキの仮条件が決まったようですね。上場申請時の想定発行価格1,930円に対して、仮条件は1,800円〜1,930円ですから、ロードショーの結果はあまり芳しくなかったようですね。もっとも直近の株式市場が大荒れだったので、内部環境よりも外部環境の影響の方が大きいかもしれません。

第1回訂正目論見書には、あえて下記のような文章が記載されています。

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仮条件の決定に当たり、機関投資家等にヒアリングを行った結果、主として以下のような評価を得ております。

①マネジメントの質が高く、堅実であること。

②ゲーム開発の仕組み、組織が整っていること。

③市場が成熟し、競争環境が激化していること。

以上の評価に加え、同業他社との比較、現在のマーケット環境等の状況や、最近の新規上場株のマーケットにおける評価、並びに上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に検討した結果、仮条件は1,800円から1,930円の範囲が妥当であると判断いたしました。

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さて、肝心の資本政策ですが、平成22年6月の設立以降、業績は非常に順調に推移しており、資本政策においても、第三者割当増資を2回、新株予約権を過去6回発行と全体的にオーソドックスなまとまり方をしているようです。


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